ほぼほぼニュースでは流れませんが

国際情勢ニュースでオーストリアが流れることはほとんどありませんが、気になる記事が先日日経に載っていました。
オーストリアでは昨年秋に総選挙が行われましたが、第一党の国民党が極右の自由党との連立を解消し連立を組み換え。緑の党が右派の国民党と連立政権を樹立には驚きました。
連立後は副首相や環境省などのポストを獲得し、EUの目標よりも10年早く2040年に二酸化炭素排出ゼロを目指す大胆な政権構想を発表しました。炭素税の導入には早くも経済界から猛反対の声が上がっています。

緑の党はドイツでは社会民主党と連立を組んだことがありますが、リベラル・左派というイメージが強くあります。
その緑の党が、クルツ氏率いる右派の国民党と連立を組むというのがは大きな驚きです。
そのうえ自らの要求を飲ませての野心的な政策目標です。もちろん国民党が強く求める移民政策は維持するとの妥協も。
これからもウオッチしていかなければなりませんが、ある意味大きな実験なのかもしれません。