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2020年01月05日07:01

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読書しなければ

私は、読書しない方は知識が疎い方ぐらいに思っていますし、「世界の歴史や日本の歴史を学ばないことは日本が駄目なる」と特に子どもたちや友人たちにもそう言い続けています。読んだ方がいいというレベルではなく、読まなければだめだと説いているのです。

むしろ私が不思議かつ不満なのが、そこまで強い態度で言う大人が少ないことです。大人自体が本を読んでいないのか、読んできた自信がないのか、読んだ経験を軽視しているかは不明です。もしかすると、強く言わない事で自身の地位保全を図っているのだろうか。

あるいはよく聞くのは、「情報なら本よりネットの方が楽で便利」という意見です。「本は邪魔になるだけ」「今更古臭い」と堂々と語る人もいます。だが、そういう言う人に限って、若い頃は多くの本を読んで学び、今日の基礎を築いている場合が多いです。

お世話になった本の恩を忘れむしろあだで返そうとしているわけです。これはもはや、安さに流れて大切な歴史観を消し去っているとしか思えません。少なくても私の場合、本を読まずとして真実の歴史を知る思考力を養うことはできませんでした。

つまり、読書なしの人生はあり得なかったといっても過言ではないでしょう。多くの本を読んだ人なら、この点は共感してもらえるはずだと思います。ならば、まだ多くを読んでいない人に、そして血となり肉となる歴史的プロセスを知らない人に、日本人としての誇りや喜びを伝えるのは当然の責務ではないだろうかと思うのです。

哲学者ショウペン・ハウエルは、安易な読書に対して、「読書とは他人にも考えてもらうことである」と厳しく指摘した人です。しかし、それも読書をすることが大前提であっての言葉なのです。その著者(読書について)のなかでは、「作品は著者の精神のエキスである」とも述べています。また読書には心を回復させる力があるとも言います。

「読書する人生」は、前で歩き続ける人生です。素晴らしい真実の歴史を知る良い本に出合った後の喜びは持続的に励まし与えてくれることでしょう。「この本を読んだ今も人生と読まなかった人生は、確実に違う」本を読む人は必ずやこうした思いが湧きます。「心にいつも賢者の森を」。

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