mixiユーザー(id:1417947)

2019年11月25日18:21

42 view

大嘗宮へ・・・

 11月14日夕方から11月15日未明まで、大嘗祭が行われたのは、
 既にご承知の事と思います。
 大嘗祭が行われた大嘗宮が、11月21日から12月8日まで一般公開されています。
 昨日、これを見に行って来ました。

 実は、23日に行くつもりで、23日の日記は休むと書いておいたのですが、
 23日は朝から冷たい雨が降っていました。
 このため、誘ってくれた知り合いと相談して、1日延期して昨日行く事にした次第です。

 午前8時26分発の土日祝日だけの小田原行きの在来線に乗りました。
 古河駅で後から来る湘南新宿ラインの快速に抜かれました。
 白岡駅で特急電車に抜かれました。
 今宇都宮線に特急が走っているのかと思ったら、
 鬼怒川発新宿行きの東武鉄道とJRの共同運行の特急でした。
 そんな事で、東京駅に着いたのが、10時30分でした。
 皇居には、昨年3月28日に乾通りの春の通り抜けに行きました。
 この時の待ち時間は30分位でした。
 今回は、大嘗宮の一般公開ですから、
 多分混雑して入るのに1時間程度は掛かるのではないかと思いましたが、
 案に相違して、待ち時間なしに手荷物検査とセキュリティチェックを受けられました。

 坂下門から皇居に入りました。
 大嘗宮のある東御苑まで、皇居の中を歩いて行きますが、
 富士見櫓のすぐ下を通ったりして、皇居内の見学コースだと思いました。
 僕を皇宮警察の偉そうな人が追い越して行きました。
 前の方で立っていた若い警察官に何か一言いました。
 その警察官はハッとなって胸ポケットから白手袋を出してしました。
 どうやら、白手袋をするのが決められた事のようです。

 手荷物検査に時間は掛かりませんでしたが、
 大嘗宮に着いてみるとやはり凄い人でした。
 皆さん写真を撮るのに一生懸命の感じがしました。
 係の人が注意していましたが、
 最前列に立ったら急いで写真を撮って、他の人と交代するようにとの事でした。
 少し待ちますが、何か所かで最前列に立てました。
 大嘗宮は左右対称の建物です。
 向かって右側から南神門に行くルートになっていました。
 一番混雑していたのが、大嘗宮の正面に近い南神門の所でした。
 それを過ぎるとそれほどの混雑ではありませんでした。

 僕は、大嘗祭は宗教儀式だと思い、税金を使うのはいかがかと思っていましたが、
 主な建物である、悠紀殿・主基殿の屋根は、千木も鰹木もあって、
 正に神社の建物だと思いました。
 何か所かに鳥居もありました。

 大嘗宮の設営工事は、清水建設が9億5700万円で落札したと報じられています。
 それでも、予定価格の62%程度だったとの事です。
 この価格には解体費用は含まれていないので、更に経費は掛かるのでしょう。
 10億円近くの建物にしては、割とちゃっちいなと言う感じがしました。
 悠紀殿・主基殿は立派な感じがしましたが、何か建物の重みがない感じでした。
 先ほどの千木や鰹木は見る限り付けただけのような感じでしたし、
 この両棟と陛下が衣装を着替える廻立殿、食事を作る膳殿以外は
 柱だけで壁がありません。
 膳殿や柴垣などには、多分榊だと思うのですが、多くの枝が取り付けられていました。
 昨日には、ほとんどドライフラワーならぬドライリーフになっていましたが、
 大嘗祭当日は色鮮やかだったのだと思います。
 使われている材木は、いずれも無垢材だと思いますが、
 大嘗宮の遠くからも良い木の香りがしました。
 鳥居は、皮を剥いていない丸太が使われた黒木造りでした。
 何故そうするのか分かりません。
 形式はいずれも神明鳥居だったような感じがします。
 中に、通路の屋根を突き破った感じの鳥居もありました。
 どのような謂れなのでしょうか?

 大嘗宮を見て、どうして左右対称に2つの建物群を必要とするのか分かりませんでした。
 単純に考えれば、例えば食事を作る膳殿などは1つでも足りるような気がします。
 悠紀殿と主基殿でそれぞれ儀式を行う事が基なのでしょうが。

 東御苑の天守台から見ると、全景が見えるかと思いましたが、
 天守台には上がれませんでした。
 皇居を平川門から出て、平将門の首塚を見てから上野に出ました。
 一緒に行った人の一人が正倉院の世界展を観たいと言っていました。
 昨日が最終日だから何時間待つか分からないと言っていたのですが、
 何と昨日の午後は、待ち時間が20分程度でした。
 これでは断わる訳にもいかず、僕が先日観た前期とは違う物も出ていたので、
 改めて観て来ました。
 更に、法隆寺献納宝物館で、東京国立博物館が所蔵する聖徳太子絵伝が、
 やはり昨日まで展示されていたので、これも観て来ました。
 1069年(延久元年)に、摂津国(現在の大阪府)の絵師、秦致貞が描いたもので、
 保存状態はそれほど良くはありませんが、国宝になっています。
 千年近く前に描かれた絵が残っている事も素晴らしい事です。

 皇居と国立博物館だけで、昨日は帰って来ました。
 昨日撮った写真をアップしましたので、宜しければご覧下さい。
 http://photozou.jp/photo/album/2882708


5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年11月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記

もっと見る