不安になるファン

今やメジャーリーグで日本人選手が活躍するのは
普通の出来事となった感がありますよね。
田中将大選手や前田健太選手の活躍も嬉しい事ですが、
何と言っても話題の中心となるのは大谷翔平選手ですよね。


ケガの影響で今シーズンは打者に専念していたものの、
メジャーリーグでの二刀流を貫いているのは、お見事と言う他はありません。
そして大谷選手がホームランを打った時、
「ビッグフライ、大谷サン！」
というアナウンサーの叫び声も、すっかりお馴染みになりました。


そんな大谷選手も、長いシーズン中にはスランプに陥る事もあります。
向こうのファンというのは、結果が出ない選手には容赦なくブーイングが来たりします。
さすがの大谷選手も、不調な時にはストレスから胃が痛んで、
胃薬のお世話になる事もあるそうですね。
悩んだ挙句、スランプ脱出の一発が飛び出すと、アナウンサーが絶叫しましてね。
「ビッグフライ、太田胃散！」


今年のプロ野球セリーグは、読売ジャイアンツが五年ぶりの優勝をしましたよね。
このところ、すっかり優勝から遠ざかっていた巨人はＶ奪回のため、
広島から丸選手などの大型補強を行ったわけですが、
やはり一番の補強は【原監督】という事なんでしょうね。


昭和の頃から、巨人対阪神といえば【伝統の一戦】として有名ですよね。
阪神ファンというのは、不調の味方選手をボロクソにヤジったりしますが、
手のひらを反すのも早いんですね。


「お前じゃアカンわ、ボケ！引っ込め〜！」
てな事を言っていた選手がタイムリーを打った途端、
「お前はやってくれると信じてたで〜！」
盗塁成功率百％くらいの俊足で、手のひらを返すわけですね。


他にも個性的なヤジは有名でして、阪神の攻撃の時、
微妙なコースをストライクに取った審判に対して、
「どこ見とんねん！ボール一個分外れてるで！」
これを外野で見てるファンが言ったりするんですよね。


女性スキャンダルで騒がれた和田前監督には、
「俺にもチュッってしてくれ〜！」
とか、助っ人のシーツ選手が不調だと、
「干すぞ！」
なんて言ったりするわけですね。


かつて代打の切り札として有名だった
川藤選手という方がいましたが、チャンスが来ると、
「川藤を出さんかい！川藤を！」
と叫ぶんですが、実際に川藤選手の代打が告げられると、
「ホンマに出してどないすんねん！」
これはもう伝説化している有名エピソードですね。
これからも阪神ファンの方々には、
個性的なヤジでもプロ野球を盛り上げていただきたいですよね。


微笑亭さん太