月曜日に放送されていた
【NHK新人落語大賞】の番組を見ました。
大賞を取られた桂華紋さん、おめでとうございます。
ファイナリスト6人の中に、女性お二人が入られてましたが、
お二人とも、全く違ったベクトルの芸風で、
それぞれの落語を構築されようとしているのが伝わってきて頭が下がりました。
昔から『落語は男のもの』と言われてきましたが、アマプロ問わず、
ここ十年くらいの女性落語家の躍進は、目を見張るものがあります。
私が存じ上げている社会人女性落語家の方たちは、とにかく凄いです。
凄いの一言しかないと思っています。
女性である事を認識しつつ、それを生かし、
決して男性たちに媚びる事なく自分の世界を作り上げ
客席を爆笑に巻き込んでいく方々には、舌を巻くばかりです。
確かに古典落語の中には『女性には不向きではないのか?』と思われる噺が
いくつか存在している事は確かだと思います。
だったら、女性に向いてる噺を作ればいいじゃないかという事で、創作に力を入れる方、
あるいは古典の中に、女性独特の解釈を入れて違和感を無くしたり改作したり
それぞれに合ったやり方で、ご自分たちを生かしています。
センスと努力が融合し、研磨された結晶体が、
今の社会人女性落語家の皆さんだと言っても過言ではないでしょう。
我々男性も、男であるという事にあぐらをかいて安穏としている場合ではありません。
女性落語家の皆さんに負けないよう、自らの芸の研鑽を
続けていかなければいけないと思います。
・・頑張れ、自分!(笑)
微笑亭さん太
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