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2019年10月31日06:24

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【美術】「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイルデザイン」

皆様、おはようございます。パナソニック汐留美術館にて12月15日迄開催中の「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイルデザイン」に行って参りました。その感想です。


華やかで明るい色彩と軽妙な筆致の作品で、現代でも多くの人々を惹きつける画家ラウル・デュフィ(1877-1953)。本展では、モダンで優美な絵画と、 モードの帝王ポール・ポワレが重用した絹織物を含む、デュフィのテキスタイル・デザイン関連作品を一堂に展示致します。陽光があふれる穏やかな 南仏の海と活気ある室内を描いた《ニースの窓辺》をはじめ、音楽や社交をテーマとした油彩画など、生きる喜びに満ちた作品を描いた デュフィは、絵画制作に加えて、リヨンの絹織物製造業ビアンキーニ=フェリエ社のために1912年から28年までテキスタイルのデザインを 提供していました。デュフィによる鮮やかな色彩と大胆なモチーフの布地は、上流階級の女性たちを魅了し大評判となりました。会場では ビアンキーニ=フェリエ社のアーカイヴを引き継いだデュフィ・ビアンキーニから出品されるデザイン原画や下絵、オリジナルテキスタイル、 プリント生地の為の試し刷り、そして復刻生産されたテキスタイルによる衣装作品などをご紹介いたします。絵画とテキスタイル・デザインという二つの 表現媒体を軽やかに越境しながら生み出された作品群を展観し、画家が目指した表現の本質と、デュフィの作品に付随する装飾性の意義に迫ります。

絵画だけではなく、ファッション・デザインの展覧会としても二重に楽しめる内容となっていて絵画の方は主に大谷コレクションを初めとして国内の美術館から借り入れて、ドレスや布地などはデュフィ・ビアンキーニから直接借り入れてやっております。デュフィの作品殆ど全てにおいて感じられるのは軽快でどこか涼やかなところでして、秋から冬に掛けてと言うより春から夏に掛けての展示の方が似つかわしかったかなぁとも思いますがやってしまったものは仕方ありません。

今回感心したのは、壁面に作品を飾るだけではなく床面にもデザインが写り込むような部屋が一つありまして流石はパナソニック汐留美術館だなぁと唸ってしまいました。あとこの展示会場は、ラウル・デュフィがこよなく愛した南仏の海のようにブルーの壁となっており、相乗効果で絵が引きたっております。





https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/19/191005/
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