こいつの問題点は、人肉を食べずに捨ててしまったことだ

頭部はボックスに保存していたものの、それ以外の部位は解体して袋に入れ「燃やせるゴミ」として捨ててしまったことである。犬や猫の死体は「燃やせるゴミ」として出してくださいと自治体が表明しているものの、人間の死体については「丁寧に焼却」することが慣例化している。

ただ近親者の以外の死体は「埋められる」かそのまま遺棄されるケースが圧倒的に多く、焼却やコンクリート詰めにして海中に投棄したという事件の発覚件数は極めて少ない。ましてや殺した人間の死体を食った話は、国内では私の知る限り一例もない。

コリン・ウィルソンの「殺人百科」には人肉食いの話が幾つも紹介されている。狩猟した獣を解体して食べることがある西洋人ならではとも言えるが、肉食が当たり前となった日本人ならば「美味しくいただきました」という事件が生じてもおかしくはない。なので死体を解体したのであれば、無駄に捨てずに食べたということであれば事件は何倍も面白かったことであろう。






■座間９遺体、初公判めど立たず＝白石被告、責任能力争点か−３０日で発覚から２年
(時事通信社 - 10月30日 07:31)
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