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2019年10月26日13:47

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これ読んだ;今野敏『ヘッドライン』

ヘッドライン(スクープシリーズ) (集英社文庫) | 今野敏 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
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面白かった。


2019年10月6日、読み始め

p118
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TBNは乃木坂にある。赤坂にある巨大放送局を『お隣さん』と呼んでいるらしい。
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あはは。


p231;メインキャスターの鳥飼
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「俺たち、飲みに行っても、いつも幸福な気分でいられるわけじゃない。布施ちゃんは、遊ぶときは心から楽しむことができるんだろう。だから、友達ができる」
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p232;ニュー山王ホテル
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ホテル内で使用される言語は英語、通貨はドルだ。ホテルの中はアメリカなのだ。日本人は特別なことがなければ宿泊、飲食はできない。立ち入ることすらできないのだ。
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へぇー。


p254;布施
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「(略)俺たちは、事実を選択的の報じ、なおかつ、実に悲惨な事件が起きたという態度と表情で、視聴者に特別な印象を与えてしまった。それは、事実ではなくフィクションですよ。そして、報道する側が、そのフィクションを信じてしまったのです」
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p345;布施
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「報道マンが正義を振りかざしたら終わりですよ」
「何だって?」
「それはとても危険なことなんです。マスコミは第四の権力と呼ばれています。立法、行政、司法の三権力を監視する立場にあるからです。我々は権力を持っているのです。そして、正義というのは、立場によって変化するものです。マスコミが正義を振りかざしたとき、それは社会的圧力となりかねない。それによって、弾圧されたり、差別されたり、傷ついたりする人が必ず出るのです」
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そう思い、気を付けている人がどれだけいるだろうか?


p350
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布施は、人と人との関わりを大切にするのだ。電話で済むことを、直接伝えに行く。それは些細な違いかもしれない。だが、その小さなことを積み重ねていけば、やがて大きな結果が得られる。
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うん。


p393;「解説――こんな記者はいないけど……」池上彰
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この一風変わった布施記者が、本書で主義を語る部分がある。
「報道マンが正義を振りかざしたら終わりですよ」と。
では、布施記者は、何のために取材をするのか。この部分のセリフに私は痺れる。何と言ったのかは、読者のあなたが確認してください。
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はい。(^^)


2019/10/25 読了
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