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2019年10月11日23:50

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やはり「二度やった」ことの意味の大きさは未だ理解できていないようだ。

■暴力問題の貴ノ富士、引退を受け入れ 協会に届け出
(朝日新聞デジタル - 10月11日 15:55)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5822771
付け人への暴行で日本相撲協会から「自主的な引退」を促す決議を受けていた西十両5枚目(九月場所の番付)貴ノ富士が協会に引退を届け出たと、代理人弁護士が文書で明らかにした、ですか。貴ノ富士が代理人弁護士を通じて協会に提出した「意見書」によると、引退を決意した心境について「今回の協会の対応を見て、協会の将来に失望しました。仮に今回の処分の不当性が公に認められたとしても、今の協会内、相撲部屋内に私が戻るところはないでしょう。相撲を愛する者として、相撲を続けたいという気持ちに変わりはありませんが、この間の協会とのやりとりに疲れ果てましたので、引退することを決意しました」とのこと。また、「意見書」には代理人弁護士の意見として近年大相撲で起きた数々の不祥事に言及し、「再発防止策が効力を発揮していない」ことを主張、付け人制度における教育的責任の所在、制度の妥当性を指摘、その上で「協会理事及び師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は『なぜ弁護士をつけたのか』、『記者会見をするな』などと貴ノ富士に圧力をかけた。協会は言論・表現の自由を否定しているとすら言える」とその対応を非難したようです。
先月27日、「深く反省している。しかし今回の処分はあまりにも重く、受け入れられません。本件の愚かな行為を反省し、土俵に戻って相撲道に精進したい」との内容で、師匠や身近な近親者たる九月場所で東前頭17枚目の貴源治(双子の弟。貴源治も部屋の弟弟子4人に暴言やハラスメント行為を取ったことで協会から譴責処分を受けている)らの反対を押し切った形で会見を"強行"し、「引き下がらない」と言う姿勢を改めて見せ付けた恰好の貴ノ富士は以降"音信不通の状態"となり、「11日(今日)に答えを出す」と言う話がうっすら伝わってはいましたが、将棋で言う「詰み」、チェスで言う「チェックメイト(checkmate)」に追いやられたような心情となったのでしょうね。その一方で「今回の協会の対応を見て、協会の将来に失望しました」「協会とのやりとりに疲れ果てた」と、協会を非難、"対決姿勢"にあるスタンスを変えず、自身としては渋々引退を"余儀無くされた"と言う考えが見えかくれている感じもありますね。
しかし、忘れてはならないのは「付け人への暴行が発覚したのが二度目」ということで、一回目の際(「貴公俊」の四股名だった新十両の平成29年三月場所)に自身が受けた一場所の出場停止では済まされないほどに重い処分が科されることは認識、覚悟があって然るべきところでしょう。その経験から気が大きくなったのかはさておき、「一回やったら一場所の出場停止で済んだ」と思って、いくらか高を括っていたところはあったかもしれませんね。非公式の段階にあった処分発表の前日に協会に先んじて内容を公表しスポーツ庁に上申書を提出したことからも、そのような覚悟とやらは無かったと考えられるところでしょう。
ただ、やはり、当該力士たる貴ノ富士が「二度目」であることは決して軽く見ることができる事柄ではなく、協会がそれを重く見ない筈はないでしょう。協会は、コンプライアンス委員会が出した「引退勧告相当」の答申を受けて「まだ若いので。理事会として1つの温情を出した」(芝田山広報部長(第62代横綱大乃国))と貴ノ富士に「自主引退を促す」としましたが、二度と大相撲の土俵に立つことができなくなる処分となったことで、「再度同じことをやればああなる」と言う"前例的基準"を作ることにはなったと思います。
「勧告を受け入れた」と言うことで、協会側は「退職金、功労金、養老金などの支給に関する規定」に従い、退職金などの支給を行うこととなったようですが、「二度目」であることがどれだけ重いものなのか、貴ノ富士にこれを理解させることは一朝一夕にできるものではないことはわかった気がします。
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