＜かなっくホール開館15周年記念コンサート＞Mr.シューマン＆Mrs.シューマン・プロジェクト2019
日時 9月7日
会場 かなっくホール
出演 ピアノ：倉田莉奈（かなっくホール レジデンスアーティスト） ナレーション：平田満（ロベルト・シューマン）井上加奈子（クララ）
曲目 シューマン：アベッグ変奏曲 Op.1、 幻想曲 ハ長調 Op.17、 子供の情景 Op.15、 天使の主題（シューマン最後の作品）
東神奈川駅に近接するかなっくホールがこのところ面白い企画を放ち目が離せない。今年はシューマンという比較的地味な作曲家を特集している。交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノ五重奏曲など名曲があるにもかかわらず、レコード会社の名曲全集には「子供の情景」入るくらいらしい。個人的には溢れ出る楽曲を上手く収められない音楽に魅力を感じる。
この日のピアニスト倉田さんはこの日がホール専属になって初めてのステージらしく初めはやや緊張した雰囲気であったが、2曲目の幻想曲の2楽章の終わりにフライングの拍手がありその際おやっと客席を眺めてからは落ち着いたのか味のある演奏になった。特に後半の平田満、井上加奈子の語りに合わせて弾いた「子供の情景」は情緒のある演奏であった。聴く前はピアノの組み合わせを心配したがとても上手くはまった感じがした。
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