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6月まで12年2ヵ月北海道勤務していたが、7月から福井勤務になった。
福井と言えば昔からソースカツ丼が名物で、自分は「全日本卵でとじていないご当地カツ丼愛好家」でもあり、ソースカツ丼発祥の店「ヨーロッパ軒」の総本店には北海道勤務になる前から何度か訪問もしている。
実際に福井に着任してみたら、分店方式で福井県内各地に出店している「ヨーロッパ軒」のシンパは多いが、1店舗だけで支店もないレストラン「ふくしん」を推す福井市民がずいぶん多い。
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自分は知らない店だったが、「秘密のケンミンSHOW」で取材を受けたり、「ほこ×たて」で福井と会津若松のソースカツ丼対決で会津若松に勝利したときの取材を受けた店でもあるらしい。
これは早いうちに食べてみねばと思っていたのだが、福井に着任して2週目からトンカツ類は1週間に2回までと自主規制しており、すでに日曜からの1週間のうちに2食トンカツ類を食べてしまっていたり、仕事で食事どきに店の前を通る日に限って定休日だったり、定休日を外して行ってみたら臨時休業していたり、なかなか機会に恵まれなかった。
北海道旅行で日曜夜に札幌で飲んだシメにトンカツの全国チェーンの店で食べてしまった週の水曜日、9月11日はまだ2食目はトンカツ類は食べていなかった。
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ちょうどお昼どきに仕事の訪問先から事務所へ帰る途中で通るので、昼飯に食べて帰ろうとレストラン「ふくしん」に立ち寄った。
地元民に「ふくしん」で大盛りにしたらボリュームがすごいということを聞いていたので、大盛りにはせずにまずは普通に「カツ丼(890円)」を注文。
普通盛りでもなかなかのビジュアルで配膳された。
フタを外してみると、ソースカツだけが3枚盛られた非常にシンプルなカツ丼である。
このままではご飯を食べられないので、外したフタにカツを避けるのが暗黙のルールなんだそうで、自分もそれに従い2枚をフタに移す。
これでようやく準備が完了し、トンカツからいただく。
薄切りの豚肉にかなり細かいパン粉をまぶしてラードで揚げたトンカツにオリジナルのソース、確かに旨い。
ご飯にトンカツを盛る前にソースをご飯に掛けているのも福井ではごく当たり前である。
1枚ごと、トンカツの最後のひと口はご飯と一緒に食べると一層おいしい。
1枚食べたらフタに避けていたトンカツを1枚戻す。
2枚目のトンカツも最後のひと口を食べる。
同じ作業を繰り返し、最後のトンカツを戻す。
それも最後のひと口になった。
そして完食。
見た目のインパクトはあったが、福井に赴任してからもっとすごいボリュームのソースカツ丼を何度か食べているので、大盛りにしなかった今回は全然余裕だった。
自分は「ヨーロッパ軒派」なのか「ふくしん派」なのか、どっちもおいしかったので決められないな。
「ふくしん」にも「パリ丼」もあるようなので、次回は「パリ丼」も食べてみたいと思う。
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