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2019年09月29日00:42

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ベストシーズン


 今日は曇りがちのお天気。天気予報では雨とのことだったが、雨にはならず。気温も上がらなかったので、暑くもなく寒くもなくまさにベストシーズン。一年中こんな気候ならどれほど天国かと思う。
 世界には、日本より圧倒的に過ごしやすい気候の場所があるのは事実で、ヨーロッパの北の方は夏でも暑くもならないから、こっちから見ていれば羨ましい、と言えるのだが、夏が涼しい場所は、まあ冬の寒さは厳しい、というのは当然といえば当然。なんでもかんでも都合が良いというものでもない。
 住む場所を変えられるのならともかく、あくまでも今定住している場所でこれからも生きていく前提なら、時々旅行をして「こんな場所良いね」と思ってすごすのだろう。旅行先にも当然だがベストシーズンがある。
 先日、川沿いの桜並木を見ながら車を転がしているとき、

 春に桜が満開になる時期

 は、本当に素晴らしいと思ったとたん、上記のような理由で、海外から日本に旅行に来るなら桜満開の季節はベストシーズンだな、と気が付いた。
 最近は海外からの人が、結構コアな場所にいることがあるのだけど、ロックガーデンに来る人も多い、あいさつすると日本語全然な人、というケースが良くある。六甲山頂まで登る人もいるし、なぜだか、六甲山からの夜景が素晴らしい、という情報が世界中に広がっていて、夜間登山を行う人もかなりいる。言葉の通じない国で夜に山を登る、というのは相当危ないと思うのだが、、、、
 はっきり言って、毎週レスキュー出動があるのは、そんな事情もあるだろう。特にレスキューが出る時間帯で多いのが「夕方」。下山中に滑ってけがをする、というケースは容易に想像できる。それが分かっていても、そうなってしまう人がやむにやまれずだろうかレスキューに救助を求めている。おそらく一定割合で海外からの登山者もいることだと想像できる。
 六甲山からの夜景は絶景なのでお勧めなのだが、自分で車などを運転して登るか、バスやケーブルを使う方法などが推奨方法。ケーブルで上まで登る外国人もめっちゃ多い。他にはツアーバスで連れてこられている人も数多く見かける。


 気候の不安定さは継続していて、それはいつから始まったのか? という問いかけに明瞭な答えがあるとも思えない。中世に東北地方で長期に飢饉がなかった時代があったようで、歴史的には平安時代に相当するのだけど、近畿ではいろいろ農業被害が起こる気候変動はあった様子。どこまで本当のことかはわからないが、当時グリーンランドの氷河は相当融解していて、植民地政策で農業が行われていたらしい。
 その後、地球が寒冷期に入り、日本では武家政治が現れるが、一般に鎌倉幕府と呼ばれる制度は長くは続かず滅亡、同時期モンゴル帝国も滅亡。ヨーロッパでは寒くなった地方で暮らせない人が地中海沿いのローマなどに集まり、ルネッサンスが始まる。
 寒冷化が洋の東西で歴史を動かしていった、と言えるのだが、そういう気候の不安定さは江戸時代後期にも起こり何度も飢饉が発生する。このころからの日本の農業被害が120年周期の様相を呈している、という事実を最近の日記で、あるブログから引用した。
 多くの人が認めていることだが、20世紀の中盤まで気候的には寒冷だったのが、終盤になって太陽活動が活発化、それに伴って気温が上昇する傾向がある。同時期、確かに二酸化炭素の増加が認められていて、それが主要因、と考える人が多いのは事実だけど、十分な因果関係がある、といえるほどの理論的裏付けがあるのではない。
 ざっくり言えば、太陽活動が活発化して、海からの水蒸気発生量が増えれば、赤外線に吸収波長を持つ水による温室効果も増えるだろう。そういう議論は、計算している人の計算値には入ってはいるのだろうけど、政治や環境問題を議論している場では表には出てこない傾向が強いと感じる。水蒸気は温暖化、雲の生成は寒冷化、と逆の要因になるので、計算する、といってもモデリングが難しいし、初期値を少しいじったりするだけで全然違う計算値になることは容易に想像できる。二酸化炭素排出量が政治取引の材料に使われて、なお、日本はまんまとトリックに嵌められてしまった過去があるので、日本政府は口が裂けても本当のことは言えないのは実情である。
 引用の記事では、2012年が下限で、その後北極海の氷は増えている。のだよね。この記事一本だけで、温暖化が進行している、ということは「できない」。氷の全体量だけで、気候問題を一括して云云かんぬんできないのも当たり前なのだけど、北極海航路の実現を考えれば、これ以上氷が増えるのは困るのではないか?
 物事、見方によっていい面も悪い面もある。どっちがいい、みたいな言い方はやはり主観にしかすぎない。

 気候変動の真の原因は何であるのか、これはまじめに研究もされていても、本質的に太陽活動が十分に解明されていない状況では産業活動を抑制すれば良い、とか二酸化炭素の排出量を減らせば良い、という帰結は簡単に出てこないはず。
 一方で、植物側の研究は遅れている、と感じる。石炭などを燃やせば当然だが二酸化炭素を大気中に放出する。これは効率の良い光合成を行う植物を使って回収し、食料生産に寄与する方向性を持たせられれば炭素の循環には都合が良い。かつては木炭が燃料として主役だった時代もあるのだが、木の成長速度が不十分なため、現在では激減している。でも、日本の山林に目を向ければ、有効活用どころか、放置され木材の利用すら行われなくなりつつある現状が目に見えてくる。わざわざ成長の速い針葉樹を植林し、国民全体が花粉の被害に苦しんできたのにこの体たらく。植えられた針葉樹も、本来の植生ではないからこそ「生き残るため」により多くの花粉を生成する。
 間違った産業指針の下で、多大な被害を出しているのに、放置され改善がなされない問題を、まるで見なかったことにして化石燃料の燃焼問題だけに目を向けるあたりは愚民による愚民国家と罵られても文句言えないのではないだろうか?
 問題の解決が早々見つかるわけでもないのだが、山林の利用はまじめに考えなければならない問題だし、農産物の生産、という方向性から、成長が速く収穫量の多い植物や、光合成の効率の高い作物や耕地の利用方法などやるべき課題は多いだろう。

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■北極の氷、小ささ史上2位=徐々に薄く−極地研・JAXA
(時事通信社 - 09月27日 19:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5804997

 国立極地研究所と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、水循環変動観測衛星「しずく」で観測した北極海の海氷面積が、17日に今年最小の396万平方キロを記録したと発表した。人工衛星を使った観測では、2012年の318万平方キロに次いで2番目に小さい。

 氷の体積の最小値をコンピュータープログラムで推定したところ、12年は1万5390立方キロだったが、18年は1万1870立方キロ。今年は1万2320立方キロと若干増えたが、徐々に氷が薄くなっている傾向が見られた。

 ベーリング海やアラスカ湾の海面水温は平年より高い状態が継続しており、極地研などは、ベーリング海から北極海に高い海水温が伝わり、冬季に氷が成長できなかったためとみている。
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