《今昔百鬼拾遺 天狗/京極夏彦》
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このシリーズは、
戦後10年も経たない東京が舞台なのですが、
扱っているのはLGBTやジェンダーなど、
現代的なテーマです。
当時はまだまだ、
男尊女卑や封建的な風潮が強かったでしょうし、
そういった意味では登場人物の言動に少なからず違和感はありますが、
娯楽小説なのですからそういったことは抜きにして、
事件を解決するのが女性たちという点では痛快です。
中禅寺敦子ではなく兄の秋彦であれば、
もっと天狗伝説に因んだ複雑怪奇なお話になったんでしょうが、
そこンところがちょっと残念かも。
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