先週の土曜日の夜に定期演奏会が終わり、日曜の朝まで京都で飲んでいた。
さすがに疲れたのだけど、日曜の午後はまた浜大津まで行って練習。演奏会が終わっても即練習、というライフサイクルは一体自分が何をやっているのか微妙によくわからないのではあるのだけど、趣味だしね、楽しみながらやるしかない。
台風が反れてくれたのはラッキーだったけど、関東方面の被害の大きさを思えば、あまりもろ手を挙げて喜ぶというシチュエーションでもない。ただ、近年台風に対する認識が拡大したのか、事前の予防策は相当進んだように感じる。
電車が動き始めてから、仕事に向かった人たちはご苦労だな、と思う反面、今日ぐらい休みにしても良いのでは、と思わないわけでもない。休めない仕事、というのは当然あるのだろうが、多くの人は「休みたいと思っても休めない」単なる境遇で働きに出かける。
だれか、
「働かなくてもいいよ」
と言ってやればよさそうなものだが、日本でそれをやるとあっという間に社会の一員から外されてしまったりする。学校でのいじめがなくならないのは、大人の社会を見れば推して知るべし。
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湖に浮かべたメガソーラー発電所が「火災」という事象自体がやや信じがたいのだけど、現実にそうなっている。この火災がなければ、空撮映像なども出なかった可能性もあるのだが、風にあおられてかなり流れてぐちゃぐちゃになった様子がうかがえる。
といっても湖上の火事であるから、周辺の住宅への延焼は考えにくく、水はそこにあるので、消防活動が始まれば鎮火は時間の問題だろうと想像もできる。(消防の人たちが現場へ向かえないほど忙殺されているのは言うまでもないことだが、、、ご苦労様です。)
資料が正しければ、年間の売電は32円で売って5億円程度とか。
稼働が去年の3月なので、1年半ほど運転してきたことになる、累積の売り上げは7億円以上になっていたのだろうか?
一方で水道局に払うのが、年間で2000万円ほど、そのほかにもランニングコストはそれなりにかかるだろうし、そもそもこの火災のあと、かなりのパネルが交換の必要に迫られるだろう。おまけがつくのが、今後売電価格が下げられる可能性が大きいこと。
パネルを設置すれば、うまくすれば20年ぐらいは大きな設備投資もなく運転できる、と見込んで始めた事業なのだろうけどね。たった、1年半でこんな大きなダメージを食らうとは思いもしなかった上に、仮に修復したとしても、1か月もしないうちにまた強烈な台風に襲われる可能性だってある。
現時点までに初期投資が回収できるぐらいの売り上げがあったのならともかく、そうでないならかなり凹んでしまう出来事だと思う。
再生可能エネルギー(太陽光パネルを並べるのを再生可能、と言ってしまうのは変だと思うのだが)がもてはやされた時代は、少し遠くなった。
劣化した半導体から安価に新しい太陽光パネルを作れる技術があれば本当に再生可能エネルギーだと思えなくもないのだけど、燃えっちゃったやつはたぶんそんなリサイクルにも回せそうにない。この辺りはまだまだ大きな課題だと思える。
何百年か先の時代には、海や砂漠に並べた太陽光パネルが延々と電気を作ってくれていて、電気はほとんどタダで手に入る時代、みたいなことになるのかもしれないが、そのための基礎技術開発の時代が今だ、と考えるのだろうね。
まあ、事業者は採算をとれる工夫をしながら、運転の再開と台風対策をやってほしいものだと思う。
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https://www.renewable-ei.org/pdfdownload/activities/column_REapplication20_201903.pdf
■ダム水面の太陽光パネルが数十枚燃える 千葉・市原
(朝日新聞デジタル - 09月09日 15:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5781572
9日午後1時ごろ、千葉県市原市で「ソーラーパネルが燃えている」と119番通報があった。
県警市原署や市原市消防局によると、山倉ダムの水面に浮かべられた太陽光パネルが風に流され、折り重なるようにして、少なくとも約50枚が燃えているという。けが人の情報は入ってきていないという。
同ダムの水面には太陽光パネル約5万1千枚を浮かべた水上型の太陽光発電設備「山倉水上メガソーラー発電所」があり、県によると「水上の発電設備としては日本最大」という。
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