もちろんただラップまけばいいってわけじゃないよ。
「湿潤療法」と言うやり方。
傷につけるばんそうこうで、分厚くてクッションみたいになっているタイプ。
あれです。
前は、傷の治療は患部を消毒して乾かしてかさぶた作って、が普通だった。
でもその後の研究で、傷からしみだしてくる浸出液に
傷を治すのに有効な物質がたくさんふくまれていて、
これを消毒液できれいに流して乾燥させてしまうと
(消毒液には傷を乾燥させる働きがある)
傷の治りがむしろ遅くなり、傷跡が深くなることがわかった。
で、傷の処置として消毒液を使わないで、
滅菌生理食塩水(バイキン入ってない薄い塩水)で洗浄してラップを巻く、という
方法ができたわけ。
このとき、傷からの浸出液があまりにも多いとダメなので、
ほどほどに吸い取ってしかも乾燥させない、のために
「紙おむつ」「尿とりパッド」が使われます。
紙おむつが使う前は清潔ですから消毒の必要なし。
おさらいすると、
「傷(やけど)部分を滅菌生理食塩水で洗浄」
「紙おむつをあてる」
「ラップを巻く」
で終了です。
この3段階で一番痛い上に重要なのは「洗浄」です。
傷をきれいにする、浸出液を取りすぎない、乾燥させない、の3要素は洗浄にかかってる。
患者さんはすごーく痛がって暴れて叫んでよだれをたらす(大人でも)けど
とっても大事なので数人で押さえつけてでもやります。
この方法をネットか何かでいい加減に読んで
「やけどにはラップまいときゃいいみたいよ」てな感じにやっちまったのがこの事件でしょ。
いい加減な医療知識は状態悪化のもとです。
ネットで調べるのもいいけど、ちゃんと全部最後まできちんと読んで実行しないとダメ。
しかも「医師個人や病院のホームページ」ならまだいいけど、
シロウトのうわさレベルの書き込み、ではそもそも正確な情報じゃないので、
できたら無精しないできちんと医者にかかるべきだと思います。
■全身やけどの娘放置で有罪=母と交際相手に−横浜地裁
(時事通信社 - 09月04日 18:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5775508
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