勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第196回。
今回はこれ。
周防柳さんの『蘇我の娘の古事記』。
恥ずかしながら初見の作家さん。
裏書きはこんな感じ。
栄華絶頂の蘇我氏が討たれた乙巳の変から数年。緑あふれる野中の里で国史編纂に力を注ぐ父のもと、ヤマドリとコダマの兄妹はすくすくと育っていた。盲目の妹コダマは一度聞いたことはけっして忘れない聡耳の持ち主で、物語を愛する美しい少女へと成長する。だが日本の黎明に揺れる政争が、彼女を数奇な運命へと導いてー。
時を越えて愛される日本神話の数々と、激怒の世を生きたひとりの女性を鮮やかに描く長編小説。続々重版した話題作が、待望の文庫化。
「かたり屋」の関係で古代史の研究してる中で、どうしても外せないキーパーソンというかキー一族のひとつである蘇我氏。
それを題材にした小説って事で、何気なく手に取った作品…なんだけど。
いや、純粋に小説として極上の面白さ。
内容については多く書くのはもったいないから、是非読んでいただいたいね。
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