［趣味］新聞記者

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、緊急増刊&変則の第193回。
今回はこれ。
東京新聞の望月記者が原案の映画「新聞記者」。
ずっと観たかったけど、なんやかんやでようやく今日行けた作品。

いや、よくぞ撮ってくれた。
よくぞ演じてくれた。
この作品に携わった全ての方に敬意を表すると共に最大限の感謝を捧げたいと思います。


作中の状況がフィクションよりもノンフィクション寄りであることは、議論の余地も無いでしょう。
奇しくもつい先日、公文書改竄に関わって自殺した官僚の労災認定が下りたという現実。
伊藤詩織さんがレイプされ、官邸に近しい犯人の逮捕が直前でひっくり返された現実。
また、官邸に近しい人物に特別な便宜が図られた現実。
官房長官の記者会見で、特定の人物が排除されようとする現実。

望月記者をモデルにした女性記者と、良心の呵責から内部告発に手を貸した若手エリート官僚。
この映画ほど、リアルに胸糞悪い作品はそうそう無いでしょう。
内調みたいな腐れ仕事、心がある人間には不可能でしょうね。

ふと、脈絡も無く「海軍五省」が浮かぶ、そんな映画でした。