ボランティア？

ハハが退院した直後、それまで自宅で使っていた布団からは自力で立ち上がることができなくなっていたので、ついにレンタルでベッドを入れることにした。

それはいいが、旧状ではワタシとハハの布団が並んで敷いてあり、それ以外のスペースには、昨年片付けたにもかかわらずいつのまにやら山盛りの様々なグッズ。

ベッドを入れるためのスペースはハハの布団のスペースだけど、ベッドと布団を入れ替えるための作業スペースがどのくらいいるのか分からない。

ケアマネさんにベッドをいれる周辺、組み立てる周辺だけでも片付けたいので、片づけを手伝ってもらえる人はいないだろうか？と尋ねたところ「行政が支援している『まちともサービス』というのがあって、一時間500円、利用開始時に入会金1000円いるけど」というのを紹介してくれた。

ところが、ベッドの導入をいそいでいたウチとまちともサービスのペースがまったく合わず、まちともサービスがスタッフを入れる前の下見をしたのは、業者によってベッドが組みあがった後だった。

はっきりいって、当初必要としていた作業内容についてはまちともサービスの助けは不要になったのだが、家中に片付けたいところはたくさんあって、その一部をお願いできないか尋ねたところ「大丈夫ですよ」という返事だった。

「それじゃ、この部屋の片づけを手伝っていただけますか。
つみっぱなしになっている座布団のカバーをはずして押入れの座布団ケースにいれてもらって、犬がバリバリにした畳の間に正方形のマットを敷き詰めて欲しい。」みたいなことを頼んだ。

本来の仕事内容はもう必要なくなったので、暑さが引くお盆が終わったころからでいいです。
作業内容も確認し。かなり込み入った話まで聞かれた上で、「人選をしてまたご連絡します」ということになった。

「時給500円やのになんかおおげさやなぁ」と思っていたら、先日電話がかかってきた。

笑うで？

「お家の中に犬が2匹もいるので、いける人がいないので今回のお話はなかったことに」

いやいやいや、アンタら2人きてる間、クーちゃんとモンちゃんがなにかしたか？
最初は吠えてたかもしれんけど、後半は吠えもせずにおとなしくしてたやん。

それとも、雑種じゃなくて、ラブ２匹とかだったらきてくれたのかなぁ。

クーちゃんにもモンちゃんにも全く罪はないのにかわいそうなことである。

おかげでオネーチャンは1人片づけをすることになるのだ。
まー、いつになるかわからんけどなっ。


ワタシは別に「犬がいるから」と断られたのが釈然としないのではないのだ。
誰かが介護のことで我が家に入るときは必ず「犬の平気な人がきてくださいね」と言ってるしさ。

なんか、「これはボランティアなんです」とかいろいろ講釈たれられた挙句が、最初に玄関を開ける前にわかる｢犬のせい」にされたのが、なんかケッタクソ悪いのである。