［趣味］人類資金(愛蔵版)

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、第191回。
今回はこれ。
福井晴敏の『人類資金』、愛蔵版上巻。
元々文庫で出版された作品の1〜4巻を逆に「単行本化」するという、かつて聞いた事が無い一冊。
いや、俺が知らないだけで過去に例があるのかもしれないけどね。
最近「かたり」関連の本以外ほとんど読んでなかったし、なんだかんだで今まで読み返せてなかった作品だし、ふと思いついたから本棚から引っ張り出して来たわけですが。
いや、改めて読んでも面白い作品だわ。
福井晴敏の代名詞である「市ヶ谷モノ」でありながら、既存の経済システムに真っ向から疑問を投げかける経済小説でもある。
そして何よりも、逼塞した現在から未来へと繋がる「希望の書」である。

映画化もしているので、まだ観た事が無い方は是非一度観ていただきたい作品。
そして映画で概要を把握してから原作を楽しんでいただきたい作品。
あ、ちなみにこの愛蔵版、未だに下巻が出ていませんw
なので、5巻以降は文庫版でお楽しみくださいwww