スピルバーク監督の『ジュラシックパーク』という映画が作られて以来、
恐竜の再生というのが人類の夢の一つに数えられてますが、
実際にバイオテクノロジーを駆使して
恐竜の化石からクローンを作り出し、
リアルに恐竜動物園的なものを作れたらいいですよね。
生きた恐竜が間近で見られるという事で、
土日になると、恐竜動物園は親子連れで満員ですよ。
「さあ、タカシ、お前が見たがってたティラノサウルスだぞ」
なんてんで見ると、思いっきり寝てて全く動かなかったりしてね。
お目当ての動物が寝てるというのは、
普通の動物園と全く変わらなかったりしてね。
ただ、普通の動物園だと、オリの前に
『エサを与えないで下さい』って看板が立ってるんですけど、
ここの場合は、『エサにならないで下さい』って書かれてたりするんですね。
実際、ちょっと油断すると、園内を飛び回ってるプテラノドンに、
子供がさらわれちゃったりするんですね。
親がびっくりして慌てて我が子探すと、
『ステゴサウルス』のオリの横に捨てられてたりなんかしてね。
「ちょっとお腹すいたから、お昼を食べようか」
なんてんで食堂に入って『焼き魚定食』を頼みましてね。
出てきたものを見ると『シーラカンスの姿焼き』に『三葉虫の佃煮』、
味噌汁の具にはアンモナイトが入ってたりするんですね。
「ここの一番の人気メニューは何ですか?」
「恐竜の化石でダシを取ったラーメンですね」
「へえ、そんなに人気があるんですか?」
「ええ、ウチの化石頭(稼ぎ頭)です」
そんな動物園が出来る日も、そう遠くはないんじゃないでしょうかね。
微笑亭さん太
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