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2019年03月14日17:49

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帰ってきた目やに猫

手稲前田という地名は加賀藩の前田家から来ているのだそうだ。
15代当主前田利嗣(まえだとしつぐ)がこのあたりに前田農場を作ったのが地名の由来なのだそうだ。

そんな由緒ある地名とは知らずおみそれしました。

http://www.city.sapporo.jp/teine/tthanashi/honbun/hanashi02.html

最近鳥の餌の減り方が遅くなった。
今年は雪解けが早く餌があるのだろう。

街路樹に植えられているナナカマドの実も、シアン化毒が凍結で抜けて食べられるようになっているだろうし、虫なんかも出てきているのかもしれない。
よく来ていたシジュウカラとヤマガラとシメもやって来なくなった。

「仕方がないからヒマワリの種ばっかり食ってたが、たまには他のも食いたいよな。」

なんて思ってたのかもしれない。

昨日夜家に帰ってきて車をバックで入れていたら向かいの家の入口に汚れた白黒の野良猫が座っていて、ライトが眩しいらしく顔をしかめて去っていった。
純子に

「きったねえ野良がいたよ。どっかから流れて来たのかな?」

と言ったら

「目やにじゃないの?」

という。

目やにというのはブサイクなので引っ越しついでに捨てられたオス猫で、非情な運命により野良猫になってしまったのだが
生まれついてののんびりとした性格と、人一倍の愛嬌だけを武器に近所から可愛がられて、あちこちで勝手な名前で呼ばれつつ
野良猫生活をエンジョイしていた猫だったのだ。

しかしそいつはもう10年近くも見かけていない。
噂では我が家によく遊びに来ていたメス猫の会社に居候して面倒を見てもらうようになったらしく、
一度、洗車をしている従業員に洗車ブラシで洗ってもらって、気持ちよさそうに目を細めている姿を見かけた。


「もう死んでるんじゃないの?そしたらあれは目やにの亡霊か?恥ずかしながら帰ってきた?」

「洗車ブラシ見せたら寄ってきたもしれないよ。」

そう言われてみればあの模様、ちっこい目、煤けた毛並み、目やにに似ていなくも無かった。

「最後は良い家で最後まで面倒見てもらってよかったね。」

と話していたが、もし生きていたのならその方が良い。

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