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2019年02月24日13:10

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利休と「菜の花」

如月の半ば　我が家で初のクローバー「菜の花」が咲いた

種蒔きをしたのは　そうそう忘れもしない昨年の十一月
孫の＜七五三祝い＞に出かける直前のことでした

　　　　肥料が足りなかったのか？　それとも移植がまずかった？

日々楽しみにしていた割には　アララ・・・見るからにか細い花柄
おまけに　柔らかな葉は蝸牛ﾍﾞｲﾋﾞｰの格好のご馳走となっている様
　
それでも　まるで揺れるハート春の一番便りが届いたような嬉しさがして　　
　さっそく縄文風花入れに活けてみた

　　　うす緑の葉と蕾　そして可愛い黄色い花びらも・・・

「菜の花」は　日本の優しいぴかぴか（新しい）春の色


　＊：＊：＊　　　　　　＊：＊：＊　　　　　　＊：＊：＊


　　菜の花で思い出すのは「利休忌」
　　床に利休居士の画賛を飾り　菜の花と茶を供える季節の茶事

　　私はまだその利休忌の茶席に臨んだことは無いのですが　菜の
　　花は利休が最後に飾った茶花だと言われ　利休忌が来るまでは
　　「菜の花」は飾らないという習わしもあるとかです

　　　　　但し「菜の花は　享保１９年２月２１日序如心斎の茶事には　宗旦
　　　　　二重に花なたね（菜種）とあります」ー堀内宗「三月の茶事」より
　　　　　　
　　こうして「菜の花」を見ていると　改めてあれやこれやと利休
　　への追慕が募ります

　　昔ご縁のあった　陶磁研究家でお茶人の今は亡き杉浦澄子先生
　　の著書「茶の湯とやきもの　茶席の四季ー」の本を再び拝読

　　杉浦先生はそれまでの豊かな人生と比類なき文筆力をもって
　　　�犹笋�ﾈ　あまり書き直しはしないのよ�瓩箸�っしゃっていた

　　　　　　足利で一度「講演会」を伺った事がある

　　この本では　わずか四頁の章『利休忌』（p21〜p24）

　　　　　「天正十九年（一五九二）二月二十八日、千利休は秀吉の怒りにふ
　　　　　れ自害させられた。いまは多く一カ月おくれの陽暦三月に各流で利
　　　　　休忌が行われている。」で始まる　　　　　　
　
　　茶道や歴史に関して知見の無い私にとっては　一言一句が難解難問級の内
　　容ではありますが　全国にはかなりのフアンもいらっしゃるはず

　　＜七十の手習い＞茶道再開の私にとっても　大切にしたい一冊の本です

　　　　　利休　七十歳にして賜死　
　　　　　　　　　　　　今年は利休居士４２９年遺忌


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　メモ「ナンバンアカバナアズキ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　至る所でみられる帰化植物　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　沖縄では年中が開花期
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