散歩に行く公園で2年ほど前から仲良くなったおばあちゃんがいる。
公園の側の公団に引っ越してきたとかで、時間があれば歩行器を押して歩く練習をしている。
ウチのハハとは大違いである。
「(歩くと)足痛いけど、歩けへんかったら全然歩かれへんようになる、ていわれるしなぁ」と言いながら割と元気にトコトコ歩いている。
初めて話をしたときに、中学校の大先輩であることがわかって、あれこれ話に花が咲いたせいか、クーちゃんもモンもこのおばあちゃんが大好き。
ワタシよりも先に見つけて、突進していくのでワタシは引きずられそうになる。
数少ないクーちゃんとモンを触れる人物である。
ついでに時おり犬の散歩についてくるハハとも年齢が近くなかよくなってくれた。
おばあちゃんはよく喋り、ハハは聞き役で時おり合いの手をいれる。
二人でコロコロさせながら、なかなかいいコンビだと思う。
おばあちゃんはご主人が生きていた頃は、犬(複数)、猫(複数)、小鳥(複数)を飼っていて、動物が大好きなんだそうだ。
公団は原則ペット禁止なのだが、引っ越し時に飼ってる動物は飼ってもよい、というアバウトなルールがある。
本当は子猫の頃から飼っていた白い猫をつれてくるはずだったのに、引っ越し作業中に預けていた娘さんか逃がしてしまったと、がっかりしている。
ワタシは話を聞いてるだけで「クレートに入ってる猫が鳴くからといって、猫嫌いのくせに何故外に出すのか
」と腹がたっているのだ。
車の道をおばあちゃんを追いかける感じで走っていったので、きっと事故にあっているだろう。。。
その話をするとき、おばあちゃんは本当に寂しそうな顔になる。多分最後の猫だと決めていたのだろう。
公団のルールでは新しい猫を飼うことはできない。なんか気の毒だなぁ。
動物嫌いな人からいろいろいわれるんだって。
それもかなんなぁ。
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