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2019年02月13日18:23

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徒然読書日記19-4・5《犯罪心理捜査官セバスチャン 上・下/M・ヨート&

《犯罪心理捜査官セバスチャン 上・下/M・ヨート&H・ローセンフェルト》

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http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin

心臓をえぐり出された少年の死体が、
スウェーデンの地方都市
ヴェステロースで見つかったことを皮切りに、
関係者が次々と殺害されていきます。
ハラハラドキドキするようなお話ではないですが、
じっくりと腰を据えて読むのに適したミステリーです。

著者の2人はいずれも元脚本家だそうですが、
そのせいか物語の展開が、
まるでテレビドラマのようです。
事件の詳細や捜査の進展を語るのと同じくらいのページ数を割いて、
登場人物の内面や、プライベートな生活が描かれています。
そのことで、ドラマに厚みが増しているといえるでしょう。

自信家で自尊心が強く、
放漫不遜、傍若無人な主人公も、
ただそれだけの人ではないということがよくわかります。
人は見た目だけではわかりません。
胸の奥底に秘めたものを、みんな持っているのです。
それを理解しようとか、理解してもらいたいとか思うのは、
所詮無理なことなんじゃないでしょうか。
そんなことを、この小説は語っているような気がします。



べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2



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