雨。
お客さん0。ダメだこりゃ。ドンガラガッシャーン。
『反哲学的断章』ヴィトゲンシュタイン、読了。ヴィトゲンシュタインの死後見つかったメモを集めたもの。気になったものを下記。
ある特定の人が部屋にはいってくるのを、きみが欲しないのなら、その人たちが鍵をもっていないような錠を、つるせばよい。しかし、そのことについてかれらに一席ぶつのは、愚かなことである。もっとも、部屋を外側からほめそやしてもらいたい、という魂胆があれば、また別だけれども。
礼儀をわきまえた、気品のある態度。錠をあけることができる人にだけきづくようにーいいかえれば、そのほかの人には気づかれないようにー錠を扉の前につるすこと。
つまり、論理というものの法外なむずかしさ。いいかえれば、論理というものは、かたくてツルツルしているのだ。
すでに真理のなかでくつろいでいる者だけが、真理を語ることができるのだ。まだ虚偽のなかでくつろいでいて、たった一回だけ、虚偽からはいだしてきて、真理を手にいれただけの人は、真理を語ることができない。
人生が耐えがたくなったとき、わたしたちは状況が変化することを期待する。だが、いちばん大切で、いちばん効果的な変化、つまり自分じしんの態度をかえることには、ほとんど思いいたらない。そういう決心をすることは、むずかしい。
わたしは、祈りのためにひざまづくことはできない。いわばわたしのひざが硬いからだ。もしもわたしが柔軟になってしまったとしたら、溶けてしまう(わたしが溶けてしまう)のではないか、と心配でたまらない。
「さらば!」
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