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2019年02月07日22:50

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「雞絲麵(ke-si-mī / koe-si-mī)」

「雞絲麵(ke-si-mī / koe-si-mī)」
日本に日清チキンラーメンが登場するはるか以前から台湾にあるお湯をかけるだでけで食べられるインスタント麵。
屋台や食堂で調理されたものが売られるだけでなく、スーパーや個人商店、伝統市場などで各メーカー製造のものが買える。
1944年(昭和19年)1月に発行されている「民俗臺灣」(主に台湾の民俗習慣を紹介する日本語雑誌)1月号に当時の「雞絲麵」についての記述があった。「雞絲麵は索麵(素麺の古い言い方)に味をつけたもので、熱湯をそそいでそのまま食べることが出来る」と書かれている。
また、中国には伊秉綬 (いへいじゅ:1754‐1815:福建省寧化人)という清代中期の書家で広東省恵州や揚州の知府を歴任し、美食家でもあった人物の家の台所で生まれた「伊府麵」と呼ばれた短い時間で茹でることができる麵(卵だけで小麦粉をねり、油で揚げた麵)がある。つまり、今で言うところの即席麺である。この「伊府麵」の略称「伊麵」が台湾に伝わった後、「伊」の字が薏や意に変わってしまって「薏麵」や「意麵」になったのではないか?という説もある。(ただし、台湾の「意麵」のルーツには様々な説がある。また形態もいろいろな種類がある。だから、本来は別物だった古い時代の幾つかの別の麵が時代とともにそれぞれ別々に変化し、それらが現代では同じ名称「意麵」で呼ばれてしまっている可能性もあると思う。また、ある一種類の麵が後に様々な地域で様々に変化し、それらが今では同じ「意麵」という名称になっている可能性もあると思う)しかし、現在の台湾では一般的に「意麵」が即席麺だというイメージはないようだ。
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