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2019年02月06日17:28

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チボマット

雨後晴れ。数分間、日向ぼっこ。

お客さん0。全く知らない遙か遠くの都会の人達からFacebookの友達申請が立て続けに20件程あり、戸惑いながらもお客さんだろうと承認。その人達のプロフィールを読むとなんだかネットワークビジネスっぽい(しかも中国人で翻訳されてるっぽいのが何件か)ので、全て承認削除する。SNSでFacebookが一番嫌だ。システムもしち面倒くさいものばかりな上に、学校で良いとされているみたいなものお化けが幅を利かせているので、目を瞑ってじっとしている。気持ち悪いのに付き合っているのだから、せめてお金は寄越して欲しいものだ。

『日本人のための憲法原論』小室直樹、読了。憲法とは何か、をその成り立ちから振り返り現代日本の現状を浮き彫りにしている。憲法は国民を守るものではなく国家権力に対する抑止力のためだとは全く初耳だった。法治国家の前段階は伝統主義が支配する世界だったとのこと。それが上手く機能するのは多くて数百人程度の集落でインディアンの寓話が説得力を失わないくらいの文明度が限界なんだろうなと思った。人権という概念が誕生し普通選挙らしきものがイギリスで行われたのが1914年、それとて女性の選挙権はごく限られたもので所謂普通の選挙となるのは第二次世界大戦後なんて、歴史として語るには早過ぎる程の時間しか経っていないことをもっと周知した方がいい。アメリカの大統領選のこんがらがったかのようなシステムは足を引っ張らせ合うことで熱狂を鎮め独裁者を出さないようになっているとの指摘は目から鱗。時短と分かりやすさを求め過ぎては身を滅ぼすことになりかねないと知る。スイス連邦憲法では、永世中立を宣言し、いかなる常備軍も持たないが、すべての市民に防衛義務を課し、20歳のときに15週間の新兵訓練を行い、その後も42歳になるまで10回各3週間の軍事訓練を施して、有事の際には連邦軍に徴兵されることも多くの人に知られるべきかと思う。

さて、現代を省みてどうすればよいか、は本書には提案すらなく自分で考えろと突き放すばかりなのは至極当然。自らが考え選択することでリヴァイアサンは冥界へと帰っていくのだろうから。『宗教原論』にもあるように、アノミー状態からの脱却が道標だろう。アノミーが如何に迷惑千万なものかは、働き盛りの15年をニートとして過ごすことになった自分の状況を思えば身につまされまくる。さて、どうすればよいのか。とにかく自分の周りの人間と丁寧に接することから始めようと思います。
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