スペインで美術を学び、スイス、そして、ドイツで、作家活動を開始、国際的にも高く評価されるアーティスト、イケムラレイコさんの久々の、国立近代美術館での個展以来の、大規模個展。しかし、国際的な評価に比べ、国内的な知名度は今ひとつで、平日の昼間ということもあるが、国立新美術館は来場者は少なく、もちろん、その方がゆったり観ることが出来て、私としては大歓迎だったが、イケムラレイコという、文字通り、稀代のアーティストの展覧会に、この人数か・・と、正直、歯がゆい気もした。
とにかく、凄い。絵画に、ドローイングに、彫刻、版画に写真、映像作品と、メディア横断的に展開される、独自のイケムラ・アートは、誰1人、伴走者がいない、孤高な領域に達し、ただただ、凄いとしか、いいようがない。わかりやすさを嫌い、大衆受けも狙わない、だから、図録と、自伝的エッセー集以外に、グッズとかもまったくない。210点もの膨大な作品を、16のテーマにわけて、ただただ展示し、観る者を圧倒する。疲れた。観終わってから、会場出て、ロビーの椅子で、1時間以上、呆然としていた。
すごい作家である。国立近代美術館と、今回の国立新美術館での大個展を、生きている間に、2つとも観ることが出来て、本当に、よかった。同時に、多分、私が生きている間に、もう、この規模でのイケムラレイコの個展を観ることは出来ないだろうなぁ・・とも。
会期は、4月1日までなので、また、必ず、再訪したい。出来れば、何度でも・・。
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