<オリンピック招致の慣行とジレンマ>
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下記3年前の私の投稿ですが、構造的な問題が今になってまた蒸し返されてきたのは、それなりの理由があるのかもしれません。
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エッセイ集451:「オリンピック招致の慣行とジレンマ」2016年05月14日記
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https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1952692740&owner_id=25116933)
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2020年の東京オリンピック招致にあたって日本からの贈賄の疑惑が取りざたされています。
前回、2016年(今年)に招致しようとして失敗した時は、確かロビーイング不足が取り沙汰されたように思います。
一方2020年の東京オリンピック招致の成功にはその「プレゼンテーション」の優秀さ以外に万全の「ロビーイング活動」が功を奏したと言われています。
これは単に憶測なのですが、「ロビーイング活動」の重要な要素が「贈賄」というのがオリンピック招致の慣行だったのではないでしょうか。
招致に失敗しても成功しても何らかの非難を受けるというのがそもそも巨大化し商業化されたオリンピックのジレンマなのかもしれません。
これは、国威発揚のためにオリンピックを利用する国において、薬物を使わずメダルを逸したら非難を受け、薬物を使ってメダルをとって英雄になってもいずれ国際社会から非難を受けることになるという構造と酷似しているようにも思います。
(引用終わり)
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