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2018年12月24日07:19

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「動きの悪い精子」を使う不妊治療

不妊治療を手掛けていたとき、精子カウントもやってたけどね。
元気な精子は顕微鏡の下をすーっとまっすぐ、けっこうな速さで泳ぎ過ぎていく。
その数を数えるのってとっても難しい。
鳥の群れに何匹いるか数えるのに両手にカウンターもってかちかちやっているのを
テレビで見たことあるけど、あんな感じです。

顕微鏡のぞいてもその下にほどんど精子がいなくて、
精子が見える場所を探してさがして、やっと見つけて
でも、精子はじっと動かないとか、一か所をぐるぐる回るとか、
ぶるぶる震えているようにしか見えないとか。
泳いでいてもすごくのろくて、まっすぐ行けなくて途中で止まるとか。
そういうのが「男性不妊」の精子なんだね。

そういう精子を捕獲して、卵子の中に押し込んで受精させる。
これが顕微授精。

さて質問です。
自分でぱーっと泳いで卵子にたどりついて自力で殻を突破して受精させる精子と、
自分じゃ動けないで人間が人工的に卵子に押し込んで受精させる精子と、
どっちの精子から「問題のある子」が産まれる可能性が高いでしょうか?

なんで精子に動けるやつと動けないやつがいるのか?
動けない精子は本当に「動けない」だけであとは問題ないのか?
それはまだじゅうぶん研究されていない。
すでに顕微授精で生まれた子たちの生殖能力含め、これからの研究を待つしかないのです。

むかーし、まだすごく若い医者だったころ、
小児専門の心臓外科の教授が言ってたんだけどね。
「自分は病気の子を助けたくて今の仕事をしているけど、もしかしたら将来そういう病気の子を増やす結果になっているかもしれない」
…まあ、実際そうだけどね。
一部の先天性心臓疾患は遺伝することがもうわかっているから。
でも、病気の人を目の前にして、将来を理由にして治療拒否はできないよね。
それが医学。

■「夫の男性不妊」「3度の流産」40代で2児を授かった加藤貴子が振り返る不妊治療
(週刊女性PRIME - 12月23日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=5431491
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