■東京駅のエスカレーターで「歩かないで!」の呼びかけ 歩行禁止は「おもてなし」になるのか
(しらべぇ - 12月18日 09:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=5423559
昨日(12月17日)のNHKのニュースで取り上げられていましたが、JR東日本が「転倒などの事故を防止するため「エスカレーター歩行対策」の試行をスタートさせた」とか。東京駅の中央線ホームに通じるエスカレーター2基と京葉線ホームに通じるエスカレーター4基を対象に実施しているとのことで、「エスカレーターに乗るときは歩かずに手すりにつかまりましょう」なることを「マナー」と称し、「お急ぎの場合は階段をご利用ください」、「左右2列でご利用ください」といった大型掲示物を設置、手すり部分や乗車口付近ではイラストや文字で「手すりにつかまりましょう」と注意喚起を促すのだそうで、警備員による声掛けや巡回まで行うのだとか。
記事も書くように、各鉄道事業者は急ぐ利用客のために「片側を空けること」を奨励し、片側を空けることを「マナー」とし、長くその習慣が浸透してきた経緯がありますね。NHKも触れていましたが、日本でのエスカレーターの「片側空け」は阪急の梅田駅の各線のホームが奥まった現在地に移った昭和42年頃、「急ぐ人のために、片側を開けること」と呼びかけたのが発祥とされているようで、東京でも地下深い駅が相次いで開設された平成初期あたりに、片側空けが普及するようになったとしていますね。「お急ぎの方のために、右側をお空けください」などとの掲示物も見られ、それがエスカレーター利用客の「マナー」として広く定着したと認識しています。ただ、阪急梅田駅など関西では「左側を空ける」のが「定着したマナー」で、首都圏各社は「右を空ける」としており、東西での習慣の相違が遠方の利用客にとって戸惑いのもととなり、比較文化論的に語られたこともあったようです。私も、朝の通勤時などでエスカレーターに乗って急ぐことが多々あり、右側の空いているレーンを歩いて利用することもよくあります。そのルールが「暗黙の了解」の如く定着している訳でもあり、急ぐ時にはそうしていますね。
それが、およそ3年ほど前と記憶しますが、あるエスカレーターでの転倒事故を境に、エスカレーター業界や鉄道事業者が朝令暮改の如く唐突に利用ルールを変更して「手すりにつかまろう」、「歩かずに、立ち止まって」と言い始めたわけで、それが昨年の国土交通省による「エスカレーターの転落防止対策に関するガイドライン」策定によって姿勢の転換が具体的となったと考えられますね。
転倒事故の多発などが理由と言うのは分かるとしても、要は、業界や鉄道事業者による朝令暮改の「ルール(とマナー)変更」に対して利用客側に不信感があると言うことなのだろうと思います。知らぬ間にルールを変えられ、全く異なる方法が「ルール」や「マナー」とされることに一朝一夕には従いにくいところで、その部分で抵抗感がある利用客も少なからずいるのでは、と思うのですが……。
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