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2018年12月12日00:49

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木曽駒ヶ岳　H30.12.10

折角の3連休なので何処に行こうかと迷っていたのですが、天気が良いのは初日だけで、しかも今年は雪がかなり少なくてスキー場のリフトが使えないという事もあって、消去法で木曽駒ヶ岳となりました。ここは今年の1月にも登っているので新鮮味はないのですが、無理のできない身体ではあるので、雪山で何処まで通用するのか試して見るには丁度良さそうに思われました。車で家を出たのは2時半頃で、道中の気温は最低で-2度。そろそろスタッドレスタイヤに替える必要がありそうです。7時前に辿り着き、始発の8:15のバスに乗り合わせた登山客は10人程で、皆慣れているのか浮き立つ感じは見られませんでした。ロープウェイに乗り継いで、逸る気持で千畳敷カールを目の前にして立つと、余りの雪の少なさに夏道が露になっているのには驚きましたが、やはり雪山に登るとなると気持が奮い立つのが判ります。先行者はホテル泊まりの方が1人のみで、私はこの程度の雪でアイゼンやストック等を持ち出すのは登山技量にも関わると思っているので、始終ツボ足（と言うかベタ足）のみで通しました。9:25に登山を開始して、この方とは乗越浄土の手前で追い付き、後はたった1人での行動となりましたが、これは願ったり叶ったりでした。そして夏道を通るだけなので特に問題もなく10:25に登頂。本日は晴れ間も見えていて大した風も吹いておらず、余りの展望の良さにあっちこっちと歩き回って雪山を堪能していました。

㊧　ホテル千畳敷からの眺め
㊨　未だ夏道を登る

㊧　中岳から駒ヶ岳を望む
㊨　駒ヶ岳山頂から八ヶ岳を望む

㊧　駒ヶ岳山頂から南アルプスを望む。手前に伊那前岳と和合山
㊨　駒ヶ岳山頂から南アルプスを望む。手前に中岳と宝剣岳

実は伊那前岳まで行ったのは今回が始めてで、ピークが判り辛い事もあって、いつもその手前で折り返していました。ここからの景色も絶品です。今まで主要なピークと思っていた所は和合山だったのですね。それと駒ヶ岳山頂から乗越浄土まで下りて来る際に、凍結した箇所で足を滑らせてしまい、尻もちを付く前に両手を付いてしまいました。この衝撃が左鎖骨に響いて結構微妙な感じではありました。

㊧　伊那前岳山頂から宝剣岳と千畳敷カールを望む
㊨　伊那前岳山頂から宝剣岳、和合山、中岳、駒ヶ岳を望む

この身体では登れないと端から諦めていた宝剣岳でしたが、2人の方が登っているのを目にしてしまうと、どうしても自制が利かなくなってしまいました。しかもその下りて来た雪山慣れした感じの方を相手に「向こうまで抜けて行けそうですか」と聞く始末。相手は相手でまさか縦走の事とは思わなかった様で、この時期に直登するのは無理なので鎖を辿って裏側へ抜ける様にと説明を受けました。少なくとも鎖が出ている事を知った私は、この雪の状態でアイゼンを使うのは過剰装備であると考えて、躊躇なくそのまま登り始めました。これで遭難でもしたら世間の笑い者になりますね。確実な3点支持を意識しながら登頂、やはり登ってこそ得られる高揚感や景色というものはあるのです。それと下りる時には尚、慎重に。

㊧　宝剣岳山頂の祠
㊨　宝剣岳山頂から中岳と駒ヶ岳を望む

宝剣岳から下りて来て見ると、又しても誰一人として居ない状況の中を14:10に下山。この日に登頂した者は前の便までに出払ってしまったみたいで、一番早く登って一番遅く下りて来る辺りが私らしいと思いました。JAZZが流されている店内でゆっくりと身支度を整えてから、店内に貼られていた写真説明を基にして山座同定していました。お、割と当たってるじゃん。そして14:55の便に乗って木曽駒ヶ岳を後にしたのでした。

天気予報を確認すると明日も山の天気は持ちそうだったので、他の雪山を目指そうかと迷いましたが、同じ程度の積雪量であるならばもう充分に思われたので、当初の予定通りに伊豆の天城山に行く事にしました。

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