昔の怪獣映画なんてのは怪獣も着ぐるみだし、町もミニチュアセットだし、自衛隊の戦闘機や戦車もおもちゃだった。
でも面白かったのは観客もそんなことは百も承知の助の共犯者であったからだ。
昔誰だったかプロレスラーが
「アントニオ猪木は箒相手にでも名勝負を作れる」
と言っていたが、プロレスがフェイクだ八百長だなんて言う奴らは粋じゃない。
そんなことは分かってて楽しんでるんだから。
ガチで勝負してたら体が持たないじゃないか。
怪我をしておまんまの食い上げになる。
「プランチャーで相手が飛んで来るのがわかってるのに何で逃げないんだよ?」って?
何を恐ろしいことを言ってるのだ。
逃げたら相手が怪我してしまうじゃないか。
プロレスには文法があるんだよ。
観客もその文法を理解してるから楽しめるんだよ。
この飯伏幸太とヨシヒコの試合を見たらプロレスってのがどんなもんか理解るだろう。
技を受けて魅せるってのはすごい技術なんだよ。
こんなのもある
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