週末に映画を観てきました。
『銃』という映画です。
大学生がふとしたことから拳銃を手に入れて、そこから彼の人生が変わっていくというストーリーの映画です。
作ったのが、なんと吉本興業なのにはびっくりしました。
しかも社会派というか、かなりの完成度で、びっくりしました。
主演の男の子をはじめ、相手役には広瀬アリスさんや、リリーフランキーさんといったベテランが固めて、見ごたえのある映画でした。
ただ悲しい事に、朝8時30から始まるのを観に行ったせいか、私が椅子に腰かけた段階では、観客は私一人で、貸切かと思ったところ、ぎりぎりで9人ほどが入ってきました。
全て50〜60代の男の人達でした。
私達が子供の頃は、モデルガンと称される物がマニアの間で流行っていました。
近所のお兄ちゃんがモデルガンを何丁も持っていて、目の前で分解して手入して、また組み立てるという作業を何度も見せられていたので、興味を持つようになったのです。
お兄ちゃんが、それこそ宝物のように、大事に大事に扱っていたのを覚えています。
普通の大学生が拳銃を手に入れたら、どう変わっていくかというのを、丁寧に物語は進んでいきます。
しかも最初からモノクロで話は進んでいきます。
最初は予算がなかったのかなと思いましたが、そうではなかったんです。
それは最後のシーンに全て凝縮されて、はじめてカラーとなり、物語は終わります。
この終わり方の為にモノクロシーンの映画で、ずって進んでいたのです。
いやあ、しびれました。
映画って面白い映画や楽しい映画、悲しい映画と、色々とありますが、この映画はとても考えさせる映画でした。
人の欲望や悲観、羨望、妬み、いろんな感情が描出されていて、最高に良く出来た映画でした。
何処かで賞をとっても良いと思っています。
それくらい良く出来た映画でした。
そして主人公に絡んでくる広瀬アリスさんや、リリーフランキーさんが良い味を出しているんですよ、これが・・・。
お勧めの映画です。
そして帰りにミスドで、ポケモンドーナツを買って帰りました。
子供達に大ウケでした。
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