<アベノミクスという「灯台下暗し」のパラドックス>
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パラドックスについて勉強しました。
「私は本当の嘘つきです」という自己言及のパラドックスも、「宇宙の被造物である人間が、人間の創造物である宇宙を理解できない」という宇宙論のパラドックスも、「観測者には量子の位置と速度は同時に確定できない」という量子論のパラドックスも、「無矛盾な論理体系はその論理体系が無矛盾であることを証明できない」という数学上のパラドクスも、いずれも簡単に言えば自分の立脚点を見失っている「灯台下暗し」のパラドックスと言えます。
現在、中間選挙を控えた米国のトランプ政権のポピュリズムや、欧州や南米におけるポピュリズムの台頭が世界的に問題視されています。
その一方で、大量の薬物を投与してようやく日本の景気を維持しているアベノミクスが、そのポピュリズムの最たるものであるということに我々日本人が一向に気が付かないようですが、それは我々日本人がその架空の景気の中にいるという自分自身の立脚点を見失っている「灯台下暗し」のパラドックスのように思えます。
大量の薬物投与からの出口なくなり、日本経済が完全に薬物中毒患者から脱出不能になる時点の2021年で丁度安倍政権が終わり、アベノミクスが不可逆的で解決不能な終焉を迎える仕組みになっているように思えてなりません。
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