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2018年10月14日00:03

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ぷ…プー横丁の家

クリストファー・ロビンとクマのプーさんの頃に戻るんだ…
プーさんみたいなやり方に戻るんだ…

10月14日は…

くまのプーさん(原作)デビューの日



世界中で愛されている「くまのプーさん」の原作が発売された日(1926年10月14日)を記念日として制定したのは「ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社」。
プーさんとゆかいな仲間達が楽しく暮らす100エーカーの森にちなみ、環境・森林保護を考える日としている。

あの「世界一有名なネズミ」でさえ、プー“さん”と、決して敬称を忘れない、国家主席にまで昇り詰めた(違ぇよっ!)黄色い熊。

作者アラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne, 1882年1月18日 - 1956年1月31日)は、ロンドン生まれのスコットランド人で、イギリスの児童文学作家、ファンタジー作家、推理作家、詩人、劇作家。

ミルンが没したのは1956年。

実は昨年、その世界的キャラクター「くまのプーさん」の日本での著作権が切れた。

著作権には保護期間というものがあり、それが終了すれば以後は誰でも自由に利用できる。いわば、作品は社会の共有財産になるのだ。この状態を「パブリック・ドメイン」(PD)という。

日本法では、期間の原則は「著作者の生前全期間及び死亡の翌年から50年」である(団体名義の作品などは公表後50年)。
作者のA.A.ミルンは日本が国連加盟を果たした1956年の死亡。本来であれば50年後の2006年末にはもう保護は終了していたことになる。
が、著作権には「戦時加算」なる厄介なルールが存在する。
これは、戦前と戦中の連合国の作品は、日本での保護期間が戦争期間分上乗せされるというもの。
当時の連合国は、アメリカ・イギリス・フランス等。
「日本は戦争中、連合国の作品の権利を守ってなかったから」ということで、サンフランシスコ講和条約上の義務として一方的に加算を約束しているのである。
「なぜ日本だけが」と撤廃論も根強いが、何せ講和条約なのでそう簡単にはなくならない。

数年前、あのエリック・サティの楽曲が急にCM等に使われ出したのは記憶に新しい。
これもこれも著作権切れにタダで商売したい広告屋が群がった結果。

サティの著作権にはかなり謎な部分がある。

まずサティのすべての楽曲の著作権が切れたのは意外なことにフランスではごく最近の2010年10月なのだそうな。
サティは1925年没。1926年1月1日起点に70年足すと1996年だが、仏の国内法の定める戦時加算(対敗戦国ではなくあくまでも国内での)が存在する。
仏国内法の戦時加算は、1948年1月1日より前の出版の曲に第二次大戦分として8年120日が適用。さらに1921年1月1日より前の曲に第一次大戦分として6年152日(合計で14年272日)。
したがってサティの曲の著作権が切れたは仏国内では、1921年より後の出版分が1926年1月1日(没年)+70年+8年120日=2004年5月。1921年より前のものはこれにさらに6年152日加算で、2010年9月末。

ここまででも面倒なのに、続きがある。
サティの楽曲でも特に人気があるJe te veux.やTendrement は著作権切れ以降も請求が発生しているらしい。
実はこれらの曲は「歌曲」。つまり歌詞がある。

Tendrement の作詞者のVincent Hyspaは1938年没。
1939年+70年+14年272となると2023年9月末まで著作権が存続する事になる。
もう一つの超有名なJe te veux は…
Je te veux のSACEM(フランスの著作権管理団体)への届出が1902年。
作詞者はHenry Pacoryという名が分かっている。が、この人物、とくに没年についてまったくデータがない。SACEMのデータベースにも没年、権利相続者その他のデータはどうやら、無いらしい。しかも作品はこの曲の詞1作品しかなく全く何の手がかりもないそうだ。
パリのSACEM本部も『Je te veuxは「保護期間中」という以上には、著作権がいつ切れるかについても不明としか解答はできない』と表明しているらしい。
し、この問題にはこれ以上立ち入らないようにとも電話の相手から言われたという。
Je te veux (の歌詞)は、じゃあ永遠に課金される…可能性がある。
フランス語で歌う方は気をつけるように。

そりゃ、おまえが欲しい…わなぁ。

サティの楽曲はフランス国内法が絡んで戦時加算も面倒な事になっているが、プーのような連合国戦前の作品の場合、加算期間は最大の3794日(10年5ヶ月
弱)。
その保護は2006年末にこの日数を加算した、2017年5月21日一杯で切れた。

「くまのプーさん」の新訳出版のみならず、映像化・マンガ化など二次創作も(著作者人格権に配慮すれば)原則解禁である。
現に、「星の王子さま」の保護期間切れの際には新訳出版ブームが起きたし、プーより一足先の2016年にPD入りした江戸川乱歩と谷崎潤一郎も既に電子書籍化などが相次いだ。

ところが、プーブームは巻き起こらなかった。
実はPDになるのはミルンの原作のみ、つまり文章部分だけだったのだ。
あのシェパードの挿し絵は、まだまだPD化はされない。つまり、文章は新訳して自由に使えるが、あのオリジナル挿し絵は使えない。当然ながら、それに基づくディズニーの絵柄も、である。
そりゃ、うっかり手、出せないよな。

「プー横丁の家」と言えばロギンス&メッシーナ。
ニッティー・グリッティー・ダート・バンド(NGDB)のヒット曲として知られているが、作者はシンガー・ソングライター、ケニー・ロギンス。

メロディも美しいが…
歌詞にもなかなか深い物がある。

Christopher Robin and I walked along
Under branches light up by the moon,

クリストファー・ロビンとボクは
月明かりに照らされた木の枝の下をずっと歩いてきた

Posing our questions to Owl and Eeyore,
As our days disappeared all too soon.

フクロウとイーヨーをふたりで質問攻めにして困らせたりして
昼間はいつもあっという間に消え去っていく

But I've wandered today much farther than I should,
And I can't seem to find my way back to the wood...
So, help me if you can,

だけど、きょうはいつものボクより ずっと遠くまで行っちゃったんだ
それで森への帰り道がわからなくなったみたいなんだよ…
だから、できたらボクを助けてくれよ

I've got to get back to the house at Pooh Corner by one.
You'd be surprised, there's so much to be done,
Count all the bees in the hive,
Chase all the clouds from the sky...

プー横丁の家に1時までに帰らないとならないんだ
みんながビックリするほど
やんなきゃならないことがすっごくいっぱいあるんだよ
蜂の巣の蜂を全部数えたりとか
お空の雲を追いかけていったりとかさ…

Back to the days of Christopher Robin and Pooh...
Back to the ways of Pooh...

クリストファー・ロビンとクマのプーさんの頃に戻るんだ…
プーさんみたいなやり方に戻るんだ…
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