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2018年10月13日21:44

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考古学が明かす新たなキリシタン像

國學院大學博物館特別展「キリシタンー日本とキリスト教の469年」シンポジウム(2)

今回は2回目、連れ合いも聞くと言うので一緒に出掛けた。前回、あまりにヘビーだったので途中で糖質不足となってしまった反省から、チョコレートと飴を用意した。こないだのオフの時にもらったもの。途中で少しつまんだらしっかりと最後まで集中力を切らさず聞くことができた。
本日も三人の講師が、容赦なく早口で中身の濃い講演を50分x3、5分休みで行った。最後に座談会。やや講演が長引き、質疑応答は省略、ただし会場にいた学会のヒトが少し話をしていたが。まあ正直、素人の質問など聞いてもしょうがないので無くてもいい。下手をするとスピ系、陰謀系が出てくるし。

1 考古学が明かす新たなキリシタン像
 深澤太郎 國學院大學
 全体像を網羅
この人は前回から司会もしている。とても早口ではあるが分かりやすい。
内容としては、なぜに国学を旨とする國學院大學でキリスト教研究をやってるかという点と、日本における宗教考古学がどういうアプローチをとってるか…というのと、今回の國學院大學博物館に展示されている資料の説明。

2 キリシタン考古学の枠組み
 今野春樹 東京芸術大学

キリスト教が布教されてから、信徒の墓地形式がどう変わったか。
主に弾圧までの間の変化、弾圧されていた時代にあった稀な例など。
また、キリシタン布教期から弾圧期に至る間のキリシタンによる廃仏毀釈期。
急激な信徒数増大期には、信徒による仏教の施設に対する破壊、放火が奨励されていたりして、なかなか攻撃的であったようだ。

3  「天正遣欧使節 千々石ミゲルー鬼の子と呼ばれた男」 (長崎文献社2015年)
 大石一久

内容は面白い
天正遣欧使節 千々石ミゲル―鬼の子と呼ばれた男
千々石ミゲルの墓石発見―天正遣欧使節 (長崎文献社の歴史叢書)
の二冊の話を軽くまとめた感じ。読んでみようかな。

天正遣欧使節 千々石ミゲル夫妻の墓所と思しき墓の発掘調査を行い、ほぼ確定したという所から話が始まる。この墓は日蓮宗の外観をしているが…
布教時に現地の文化を見下して破壊したり奴隷貿易を行ったりしたイエズス会に対する反抗と離脱が信仰からの離脱ではなかった…てな感じ。

最後の講演者は、著者本人でした。勘違い。(-_-)
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