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2018年10月03日10:01

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『オーケストラ・クラス』感想

～音楽に触れる機会の少ない子どもたちに無料で楽器を贈呈し、プロの演奏家たちが音楽を教えるフランスの実在の教育プログラムから着想を得た物語で、挫折したバイオリニストと初めて音楽に触れる子どもたちの交流を通して、音楽や人生の喜び、素晴らしさを描いたヒューマンドラマ。バイオリニストとして行き詰まり、パリ19区にある小学校に音楽教育プログラムの講師としてやってきたシモン。気難しく子どもが苦手なシモンは、子どもたちを相手に四苦八苦するが、やがてアーノルドというひとりの少年にバイオリンの才能を見いだす。アーノルドの影響もあって次第にクラス全体が音楽に夢中になり、成長していく子どもたちと向き合うことで、シモンもまた音楽の喜びを取り戻していく～　＜映画.comさんより＞

あらすじを読んだだけでも、こういう話、今までもあったなって。
問題児、落ちこぼれクラスに、自分自身も人生にどん底だったり、悩みまくっている先生がやってきて、最初は衝突しつつも、それぞれ少しずつ分かり合って、痛みを分かち合って、共に成長して、最後には素晴らしい演奏を見せてくれるっていう作品。
音楽分野だけでなく、スポーツジャンルでも、こういうの、あったかと。

で、はい、まさにそういう映画です(笑)
予定調和だし、裏切らないし、最後には感動できます。
意外性がないのが、逆に新鮮！？
お決まりの「（先生が）急に仕事をもらった。とりあえず戻ってみる」場面もしっかり(笑)

それでも、印象的だった幾つかの場面↓
①シモンが、そんな子は放っておけばいいのにって観客ですら思う子を、引き止めに行く場面。
これはそれまでの彼自身とも向き合ってた感じかな。その子をそのままにしておいたら、自分自身も変わらないような感じがしたのかも。
で、なんだかんだ言っても楽器の生演奏って、やっぱり心に響くものがあるんですよね。
②冬の建物屋上での練習場面

で、私が一番拍手した場面↓
夢の舞台、フィルハーモニー・ド・パリでの演奏会の出番を待つまさにその時、ステージ脇ドアの裏側で子供たちがスタンバイしているシーン。
紫めいたライトが皆の顔に当たっていて、肌の色が皆同じに。それぞれの緊張した顔、呼吸。
それまでの練習の事、家族の事、様々な出来事が子供たちとともにフラッシュバックできたというか、いい感じの時間でした。

ラストは・・・あっさりめでしたが、予定どおりウルウル泣けて、爽やかに映画館を後にしました。
３つ☆

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