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2018年10月01日07:31

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蓼科山365日 10-1-18 木の香り

今日から神無月、台風一過で今日は晴れそうです。
今朝は部屋の中で19度と少々暖かくストーブはいらない。
秋が身近に近づいていることを感じる朝を迎えています。

牧水の和歌に二首;
「われとわが悩める魂の黒髪を撫づるがごとく酒を飲むなり」
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかにおむべかりけり」


「百薬の長」(辻 嘉一)

日本人は、杉の木の香りをことのほか好み、懐石の箸には、利休居士の定められた赤杉の柾目正しい両細を用い、杉生地の折箱をあけた瞬間の、ぷうんと鼻にくる木の香に食欲をそそられます。
昔は杉の木の根を削って、酒の中に入れたそうで、また、吉野杉で酒樽をつくり、杉の木の香を添えたのでした。

昔、酒屋の軒に、杉の葉を丸く束ねて吊るしたのは、酒造りの折、味変りを直すのに、杉の葉を酒に浸したことによるので、つまり、この店には”うまき酒あり”との印であったと聞きます。




森の人
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