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2018年09月28日21:14

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羽田可動橋

可動橋というのは、橋が機械的に動き、主に船舶の通行を妨げないようにするためのものだ。
東京には、築地近くに有名な勝鬨橋がある。もう久しく動かしてはいないが、これは跳ね橋という種類の可動橋で、ゴッホの描いたアルルの跳ね橋と目的は同じだ。規模や機構は異なるが。
勝鬨橋は閉じた状態で橋として人や車が通れる状態で固定されている。
そんで、東京にはもうひとつ可動橋がある。それが羽田可動橋だ。
こちらは旋回橋という形式になる。もともとは首都高速羽田線の最後に羽田空港のある空港島へ入る部分にあった。東京都大田区の海老取川河口を渡る。1998年以降は解放した状態(船舶を通す)で固定されていて、車はすぐ隣の海底トンネルで空港島に出入りする形となった。

そんなに長期間にわたって使われた訳でもないんだけど、ある意味近代遺跡の一種かな…と思って、見に行くことにした。
YPJで行ったのだけど、地味に距離はあるし道中はあんまし面白くなかった。
行きは環八をひたすら南下する。京急空港線の糀谷のあたりで環八から離れて多摩川の河川敷に出る。自転車道…つうか河川敷の中の自転車の通れそうな道は、この先産業道路に至る手前で終わっていて、この先は汽水域となってて塩分のせいか植物の姿が無くなる。
ちいさな干潟のような部分では、数人の人が何やら拾っている感じだ。貝でもいるのかも。水鳥も居る。
堤防の上を走れる道が、弁天橋を通って旧穴守稲荷大鳥居まで続く。大鳥居が元あった場所。ここはもう空港島の中である。ちょっと東の方へ走ってみたところ、空港島の真ん中へんの整備場のあるあたりまで行けそうだったけど、トンネルの入り口で引き返して来た。環八(311)には片側だけだがずっと歩道がある。
旧大鳥居まで戻って北へ向かい、天空橋を渡って空港島を出る。この橋は歩行者と自転車しか通れない。ちなみにここで地元の人と思しき方に、羽田可動橋について尋ねたところ割とすぐに道を教えてくれた。それに従って巨大なヤマト運輸の横を通って、大森第一中学を目指す。羽田可動橋はその隣にある。
グーグルマップでその部分を見ると、橋として固定されている図になってるが、航空写真で確認してみると解放された状態になっている。実際にはこの状態で固定されている。写真1実際に見た状態は写真2地図で言うと左側の橋の方から見てる。
写真3は空港島内部の海岸線で、何やら遊歩道のようなものが整備されつつあるが、まだ工事中で立ち入り禁止だった。ここには日航機羽田事故慰霊碑などがあるはずで、完成すれば公園になるのだと思う。アクセスは悪いけど。面白いコトにバス停があったりする。
可動橋を見た後、海岸沿いに北上すると大森東避難橋というのがある。これも歩行者と自転車しか利用できない。渡った先は昭和島。当初の予定ではここから京浜島へ渡って、そこから更に城南島へ渡って城南島海浜公園まで行こうかと思ったのだけど、出たのも昼頃と遅かったので、平和島に渡りそこが起点となっている環七を通って帰宅した。
環八にしても環七にしても車道だけで走り切れず、歩道を通らざるを得ないところも多く、いずれにせよ空気も悪いし混んでるし、サイクリングとしては決して面白くない。
環八の方が幾分道路はゆったりしてるし、時々大きな公園、砧公園や芦花公園がある。
総走行距離は50キロくらいだろうと思う。ナビは用いず、時折タブレットで確認するだけで目的地へ到達できた。


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