秋を代表する高山植物、我が家の庭ではこの花がシーズンを飾る最後の花です。
個人的には秋の七草に入れても良いのではないかと想うのですが.......。
リンドウの仲間には、リンドウ属、センブリ属、ハナイカリ属、ミツガシワ属と種類は多いが、ここ白樺高原では一種類しか見当たらない。
熊の胆より苦いというので竜の胆嚢という意味の竜胆が使われた。
栽培には播種から収穫まで3年以上必要。天然では種がこぼれ昨年まで群生していたのに、他の高山植物同様、今年は天候不順のせいか極端に数が少ない。残念ながら生態については不明なところが多い。
リンドウは源氏ゆかりの深い紋として良く知られており、古くは源義経や木曽義仲、平安時代には清和源氏ゆかりの武家が競って用いたと言われている。紋様として装飾、調度品、乗り物などの装飾に使われた。
日本人には古来から愛された草花で万葉集にも見られ「おもひぐさ(思ひ草)」として載っている。
大伴家持
道の辺の 尾花が下の 思ひ草
今さらさらに 何をか思はむ
森の人
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