ハハが食べるものを探しに下におりてきた。
「探しに」といっても明確な目標があるわけではない。「なんか食べれるものないかなー」程度のノリで、そこにビールが見つかったらなおよろしい、みたいな。
冷蔵庫に入れなくてもいいおやつは、いつも数種類買い置きがある。
介護生活が始まって7年、ワタシが無職になって3年(かな?)。
いろんなことを忘れたり覚えたりしているハハであるが、ワタシが無職になったことはなぜか覚えられない。
「ここのおかし、アンタ明日会社に持っていくから食べたらあかんなぁ。」などという。
「いや、食べたらいいよー」というと必ず
「アンタ、もう仕事行ってへんの? ずっと?」といい、「もうどっこもやとてくれるとこあらへんの?!」というのがお約束である。
封を切ってないカステラを手に「アンタもカステラ食べる?」と聞いてくれたので「ウン、一キレちょうだい」と答えたのだが、しばらくして2階に上がっていくハハの手にあったのはカステラ一個とヨーグルト二個だった。
風呂から上がったワタシは自分のカステラとヨーグルトを一個ずつ持って上がった。。。
何を忘れなくて、何を忘れて、どんな新しいことを覚えるのか(笑)。
おんもしろいわ、人の頭って。
2年前に突如登場したモンのことは、いろいろ覚えて、クーちゃんとの細かな違いとか、性格の違いとか、わかるんよ。。。。どないなっとんやろ?
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