満月を眺めて楽しむ観月、仲秋の月見に欠かせない「ススキとダンゴ」の風物詩は昔の物となりつつありますが、日本古来の文化だから残したいものです。
「ススキ(芒,薄)」と「月」は秋を代表するものとして日本人にはなくてはならないものです。
秋の七草のひとつで、穂を動物の尾に見立てて「尾花」として古来から詩に歌われている。
わが宿の尾花が上の白露の
置きし月よりぞ秋風ぞ吹く
霜枯れの浅茅色づく冬野には
尾花ぞ秋のかたみなりける
中秋の名月と言われる「月」は世界各地で古代から人間の関心の的になっていて、多くの民族にとって、月は不死再生の象徴でした。
特に月の模様には各国によって、その国の特徴を出ている。
例えば日本では、ウサギが餅をついているとされている(人類が月に行っている現在ではロマンが無くなった)が、お隣の国、中国では薬をついていると言われている。日本中国共に農耕民族の象徴となっているのだはないだろうか。
また一年の月の読み方でも12月(師走)を除けば、睦月、如月........と全部「月」が付く。
また、情緒があるのは「月の出」に関して、色々と区別して呼んでいることで、外国ではこのような呼び方/言葉があるのだろうか?
十五夜の満月(望月)、十六夜の月、立待ちの月、居待の月、臥待の月、更待の月、有明の月....
昔の日本人は「月」を大切に思って生活をしていたのだろう!!!
森の人
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