今年は9月20日が「彼岸入り」で、26日が「彼岸明け」です。
9月に入っても秋晴れ?の日が少なく、今の時期によく言われる「天高く馬肥ゆる秋」は昔話。
ご先祖様の霊も毎日雨ばかりで、あちらの岸(彼岸)からこちらの岸(此岸)にたどり着くまでに増水した「三途の川」を渡るのも大変でしょう!
仏教では極楽浄土は西の彼方にあるとされている為、中日に夕陽を拝むと功徳があると言われています。
秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。
「曼殊沙華」(瀬戸内寂聴)
「彼岸花とはよくいったもので、彼岸の近づく頃、ある日、突然、気がついたら、嵯峨野は曼珠沙華の緋の色に彩られている。.....
葉のない緑の茎の上に花かんざしのように妖艶な紅い花を咲かせているのが、不気味にもとられたのだろうが、死人花、幽霊花、捨子花など、あまり好ましからざる名ももらっている。
狐花、狐の嫁子などと呼ばれるのは、野や森の小道にそれが群がり咲くさまが、いかにも妖しい美しさなので狐の妖怪に結びつけて連想されたのだろうか。」
森の人
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