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2018年08月27日07:31

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石狩・札幌(環状通東)B級グルメ、串焼1串50円のやきとり屋「鳥辰」(8/16)

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8月14日火曜日は、仕事の帰りにスーパーで買い物して帰ることにしたから普段会社の駐車場に停めているクルマに乗ってスーパーに寄って帰った。

普段は創成川通りをもっと北上してから右折するのだが、空いているいちばん右の車線を走っていたら環状通との交差点の信号が変わり右折になった。

ずいぶん手前だが、ここで右折しても問題ないから、右折して環状通を走った。

普段通らない道だから沿道に何があるか知らなかったが、環状通沿いにこんなのぼりが出ているやきとり屋を見つけた。
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やきとり50円!

以前旭川勤務時代に名寄で常時やきとり1本50円で提供している店を見つけ、ひょっとすると日本一安いやきとり屋なんじゃないかと思って何度か通っていたが、去年閉店してしまったらしく残念に思っていたところで、思いがけず札幌でこんなものを見つけてしまったら非常に気になる。
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ただ、今回はクルマで通り掛かったものの、お店の場所は地下鉄東豊線東区役所前と環状通東の間のエリアで自分の生活圏や通勤経路から掛け離れており、非常に不便な場所に見つけてしまった。

それでもやきとり1本50円というのはインパクトがあり、出勤はしていたもののお盆で暇だった8月16日木曜日、2日前に営業しておりお盆でもやっていることが分かっているし、定時に仕事を終えてから確かめに行ってみることにした。

ただ、通勤経路から外れているから、地下鉄で行ったら運賃が250円掛かるし、会社から地下鉄東豊線さっぽろ駅のホームまで15分くらい掛かり、環状通東駅からも10分くらい掛かりそうである。

そこまで金がないわけではないが、電車賃がやきとり5本に相当するわけで、帰りは家まで歩ける距離ではなくどうしても交通費が掛かってしまう上、都合20分以上は歩かなくてはならないこともあり、定時に終わって時間もあることだし、この際会社からのんびり歩いて行ってみることにした。

北海道庁前の事務所から50分ほど掛かったが、そのやきとり屋「鳥辰」にはちゃんと着いた。

看板商品として1種類だけ50円メニューがあるのかと思ったら、入口に貼られている「50円やきとりメニュー」の案内を見ると8種類も50円で提供しているんだな。
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お店に入り、まずはレモンハイボール(380円)を注文。

お通しは200円とのことだから、枝豆とか漬物が少しだけ出てくるのかと思ったらまともな煮物と浅漬けで(写真3)、どちらもおかみさんの手作りだと言い、これだけで1・2杯飲めてしまうようなお通しである。
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さて、気になるのが50円やきとりである。

親父さんに表の「50円やきとり」というのぼりを見掛けて気になって来てみたことを伝え、50円メニューを1本ずつだけでも注文しても迷惑でないか確認したところ、快く「いいんですよ」との返事で、それなら「50円やきとり」を全種類(8種類)食べてみることにして注文。

塩かたれか尋ねられ、今回は全て塩でお願いした。

1串は少々小ぶりではあるが、それぞれ1本50円だからこの1皿全部で400円とは激安である。
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それでは、1串ずつ味わってみる。

全てねぎではなくたまねぎをはさんであり、まずこれは鳥串。
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ムネ肉の焼鳥で普通においしい。

これはヤゲンナンコツ。
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軟骨の食感がコリコリしておりいける。

これは砂肝。
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臭みもなく、これもコリコリした食感が心地良い。

そして鳥皮。
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脂も多く柔らかで旨い。

ハート。
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ハツも臭みもなくおいしい。

ここで飲み物がなくなったので、2杯目は梅チューハイ(350円)に切り替える。
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梅シロップは市販の「梅の華」ではなくおかみさんの手作りだそうだ。

そしてこれは豚サガリ。
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堅めの食感で、噛むごとに口の中で脂がジュワーッと染み出し、これも旨い。

さらに豚ホッペ。
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これも脂が乗っておりいける。

そして最後はボッチ。
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いわゆるボンポチ、鶏の尻尾の部分で、コリコリした軟骨の食感とたっぷりの脂が口の中でまじり合い、これもおいしい。

間にはさまっているのはたまねぎというのも自分好みで、これら全て1本50円とは素晴らしい。

この日は雨で、ほかにお客さんもいなかったので親父さんといろいろ話をしたが、元から1本50円でやきとりを提供していて値上げせずに頑張っているのかと思ったらそうではないんだそうだ。

親父さんは今77歳で、元々八百屋を何店舗か札幌で経営していたが、やきとり屋を始めた当初は普通の値段でやっていたが、特徴を出したくて今から8年前に50円やきとりを始めたんだそうだ。

平成20年代に入ってからそんな値段に下げてやっていけるなんてすごいと思うが、近くにある大谷学園の学生さんが小遣いで気軽に来られる店にしたいという思いで50円やきとりを始めたところ、先輩から後輩に引き継がれコンスタントに学生さん達が来てくれるようになり、ほかにも近くに高校もあり、高校生達が食事しに来てくれるようにもなって、従業員を使わず夫婦2人だけでやっているからこれでもやっていけるんだそうだ。

したがって、食事しに来る若者向けにやきとり丼のほかにチャーハンや焼きそばなどの麺類も提供するようになっており、おかみさんが作るボリュームたっぷりのチャーハンは学生さん達に好評なんだと嬉しそうに話す。

そんな話聞いたら自分も食べてみたくなってしまうではないか。

まさか初めて来たやきとり屋でチャーハンなんか食べることになるとは思ってもいなかったが、ここはそのチャーハン(500円)を食べてみるしかないだろうと注文。
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やきとり8本食べた後にやってしまった感があるが、これだけで十分食事になるくらいの量である。

飲み物もレモンサワー(350円)に替えた。

中華の炒飯ではなく、豚肉とたまねぎだけの醤油味の「家庭のチャーハン」で、ホッとする味わいである。
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しかし、量が多いのでちびちび飲みながら少しずつ食べ進むうちにレモンサワーもなくなり、もう1杯今度はゆず酒(350円)を飲んでみる。
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そして何とか完食、もう腹一杯で何も食えない。
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会計すると、アルコール類4杯飲んで、まともなお通しとやきとり類8本とチャーハンまで食べて2530円で済んでしまった。

やきとり1本50円というだけでもインパクトあるのに、1串50円で8種類も提供しており、お通しや梅シロップなども手作りで頑張っている素晴らしい店だった。

ただ、帰りは家まで7kmくらいあり歩ける距離じゃない。

地下鉄とバスを乗り継いで帰ると乗継割引でも350円掛かっちゃうから、お店から環状通を西に10分くらい歩いて北光線に出たところにあるバス停「大谷学園前」から北49条東3丁目(中央バス北営業所)行きの路線バスに乗って北光線を北上し、「北49条東8丁目」バス停で降りてから東に10分ちょっと歩いて帰宅。

これなら市内バス1本だから、市内1区の運賃210円で済むのだ。

自分の生活圏や通勤経路から外れており非常に不便な場所ではあるが、ご夫婦の心意気に惚れてしまい、近いうちに必ず再訪しようと心に誓うところである。
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