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2018年08月18日06:52

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蓼科山365日 8-18-18 簾(すだれ)

今年のように天候が不順だと、日本古来の風土に似合った夏の小道具の有り難味がわからない。秋の長雨かと思われそうな天気が続いています。
晴れたのは昨日の一日だけ、三日天下の晴れ!

夏に涼を求め、また感じる「簾」も、この長雨では頭にさえ浮かばない今年。
古くから「簾」が使われていたが、青竹を細く割って編んだのが「青簾」といい、ことばを聞いただけで涼しく感じるのはやはり日本人です。
正岡子規の歌にも「ほうほうと雨吹きこむや青簾」とある。


葦の茎で編んだものは「葦簀」、絵模様が描かれたものは「絵簾」.......。
籐で編んだ衝立や簀の衝立.......。

我が家ではちょっと変わった使い方をしています。
冬、この辺りでは標高が高いため「粉雪」が風に舞って、玄関口に入り込むので衝立替わりに使用。

実用向きで、風趣に富んだ情緒も情景もない話です!



額田王

 君待つと我が恋ひ居れば
  我がやどの簾動かし秋の風吹く




森の人
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