今年は余り気温が高かったためか「アマドコロ」と「ナルコユリ」の咲き具合はかんばしくなかった。他の花に埋もれてしまって気が付かなかったのだろう。
両方とも庭に自生していて、花が提灯に似てちょっと変わった形をしていて、少し薄緑色した白い花です。「ナルコユリ」の方が男性的な感じがします。
「アマドコロ」の茎は四角ばっている。「ナルコユリ」の花も葉も全くよく似ているので区別は難しい。根は「てんぷら」で食べると甘く、乾燥させたものは滋養強壮に効果があるそうだ。
「ナルコユリ」はアマドコロと同じでようで茎が丸く1mくらいの高さになり上部が弓なりになる。
白黄色の花で小さな「ベル」を並べたようで、この様子が「スズメ」を追うために使われる「鳴子」に
見立てて名が付けられた。
万葉集に「似児草」(にこくさ)を詠っているのがあり、この花が「アマドコロ」ではないかと思われているそうです。
蘆垣の中の似児草にこよかにわれと笑まして人に知らゆな
森の人
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