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2018年08月06日13:19

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沖縄の本

最近、読んだ沖縄の本。寸評を、まとめて。
岸政彦「はじめての沖縄」(新曜社、1300円+税)
社会学者である岸本さんのエッセー集。書かれていることは、しごくまっとうで、沖縄の社会や、そこで暮らす人々の多様性を認めつつ、そのことを「沖縄と日本との境界線や、日本がこれまで沖縄にしてたきたことの責任を解除するような方向で語らないこと」という結論も、もちろん、納得出来る。でも、通読して、正直、あまり面白いとは思わなかったことも、事実。何故なんだろう???
カベルナリア吉田「何度行っても変わらない沖縄」(林檎プロモーション、1500円+税)
沖縄紀行といえばこの人・・といえるチョー有名人による、最新沖縄紀行。激変しつつある沖縄で、変わらない沖縄を探すというのが、この本のコンセプトだが、以前から、沖縄の多様性の強調を、沖縄が置かれている「現実」を回避する文脈で使われているのでは・・との思いを、この人の著書から、そう感じてきた。本書でも、わざわざ辺野古へ行きつつ、「ニュースは人が大量にいてもみ合う場面ばかり報道するが、いつもそうではない」「沖縄本来の穏やかな空気を感じる街、辺野古。それを知る人は、たぶん少ない」などと、あっさり、書く。人は見たいものしか、見ないのではないかと、この人の抱腹絶倒の沖縄紀行は好きだが、同時に、そう思ってしまう。
新しい提案実行委員会「沖縄発新しい提案」(ボーダーインク、1700円+税)
同実行委員会が、提案している「辺野古新基地を止める民主主義の実践」については、それほど、異議があるわけではないが、何故、この時期に・・という思いはある。そもそも、実現可能な提案なのか???ということと、「当事者である日本人のみなさん」には、残念ながら、全然、届いてはいないと思う。悲観論者で、どーも、ゴメンナサイ。
垂松賭聡子「沖縄は孤立していない 世界から沖縄への声、声、声。」(金曜日、1800円+税)
世界各国の識者からの「闘う沖縄」へのメッセージ。でも、「沖縄は孤立していない」と強調すればするほど、その孤立ぶりが明らかになっちゃうような本。いくら世界の識者が何といおうと、安倍政権の辺野古新基地建設ゴリ押しはつづくだろう。その背景にあるのは、「本土」の民衆の無理解・無関心なのだ。



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