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2018年07月30日20:29

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メンデルスゾーンのチェロソナタ  <かなっくクラシック音楽部「メンデルスゾーンの会」第2回>

日時 7月26日
会場 かなっくホール(東神奈川駅)
演奏 奥泉貴圭(チェロ)、平沢匡朗(司会・ピアノ)
曲目 メンデスゾーン: 厳粛な変奏曲 ニ短調 作品54(ピアノソロ)    チェロとピアノのためのソナタ 第2番 ニ長調 作品58

平日1時間のミニ・コンサート、とはいっても内容の濃いコンサートだ。これが1コイン(500円)で聴けるとはお得感一杯。

横浜市にはみなとみらいに大ホールと小ホールがあるが、それ以外にも市が運営する定員500未満の音響の良い小さなホールがあちらこちらにある。聴きに行ったことのあるホールがフィリアホール(青葉台)、サルビアホール(鶴見)、さくらプラザ(戸塚)、ひまわりの郷(上大岡)、それ以外にもリリス(栄区)、サンハート(旭区)等々小さなホールが目白押しにある。
それらが独自性を出そうと多くの企画をしていた中で、カナックホールは開館当初は企画がとても貧弱で魅力のないホールであったのが、運営団体が変わったのかこの数年面白そうな催しが出てきている。その中の一つが平沢匡朗というピアニストを軸にしたミニコンサートで、3年ほど前から始まり、初年度がモーツァルト、続いてショパンを特集していたが、何かと忙しいこともあり聴きに行くことはなかった。今年は生で聴く機会のないメンデスゾーンということで初めて聴きに行くことにした(初回はチケット売り切れで聴けず)。

平沢匡朗というピアニストについて良く知らないが、中堅として活躍している人のようだ。この日の2曲の選曲から趣味の良さを感じられる。

変奏曲はベートーヴェン記念像(ボン)の建立資金を捻出するために企画されたピアノ曲集のために作曲されたとのこと。標題にある「厳粛な(Serieuses)」のとおりに深い趣のある曲だ。ほの暗い幻想的なこの曲は弟のフェリックスでなく姉のファニーが作曲したかあるは彼女の曲に影響されたのではないかという気がしてならない。

チェロソナタも初めて聴いたがこの曲も変奏曲ほど深みはないもののチェロが楽しめる曲だ。二人の奏者の息も合い楽しむことができた(別人だがYoutubeにこの曲の演奏がある)。

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