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2018年07月30日19:37

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会社が採用をアウトソーシングしているから、学生や労働者もエージェントを雇ってもおかしくない

今の企業の採用活動は、人事部の負担を減らすためにリクルートエージェント企業にアウトソーシングするのは当たり前で、一次選考はリクルートやDODAやマイナビに丸投げなところがけっこう多い。

二次選考の日程調整も、リクルートエージェント企業のシステムを使っている企業が多く、二次面接以降に進んでその企業の部長クラスと話すまで、その会社のカラーなんかさっぱり分からないことが多い。

人事担当者が、リクルートに払っている金が高くてあせあせ(飛び散る汗)と愚痴っていたが、それでも自前の人事部員を拡充するよりは安いからアウトソーシングしているのだと思う。自前でやったら応募用や連絡用のシステムも自前で構築しないといけないし。



企業側がそれだけアウトソーシングしているのだから、学生や労働者側がエージェントを雇ってもおかしくはない。

日本の雇用は今まで新卒一括採用永遠雇用年功序列のワンパターンで当然で、他の道はほとんど無かったから、社員の出入りの労務管理が多岐に渡ることはあまりなかった。

みんなで一斉に入って、寿かよっぽどのワケアリ以外は定年まで同じ会社に居て当然だったから、辞めるための交渉とか、中途採用だから前職のしがらみが色々あるとかはほとんどなくて単純だった。



日本企業は未だに新卒一括採用に拘っているが、それでも中途は徐々に増えてきているし、女性が主婦で家庭に引き籠ることは経済的に許されなくなってきているので、女性の再雇用は大幅に増える。

実際、ハローワークに行ってきた人の話を聞くと、今のハロワに来ているのは半分ぐらい女性だそうだ。外国人も普通に居るとのこと。

育児や介護があるから時短勤務希望とか、失職期間中に生活費を稼ぐために副業をやっていてそれを畳むと損になるから続けたいとか、事実婚なんだけど雇用では扶養家族有りにして欲しいとか、様々な条件が出てくるはず。



そうなってくると企業の人事部や経理部ではいちいち対応出来なくなる。税務を税理士に出すように、労務関係も外部の専門家に出さないと回らなくなりそうに思える。

本来、そういう交渉事は労組の担当分野のような気もするが、日本の労組は左翼の集票組織に成り下がっているところが多く、労組として役に立っていないので、リクルートとかDODAが丸請けするようになるかも知れない。

しかしそうなってしまうと、身分が正社員でもなんか派遣みたいな気分になってくるだろう。ブラック企業対策としてはその方が良いのかも知れないが、ではリクルートの仲介がブラックだったらどうするのかということにもなってくる。



■1回5万円で出社いらずの退職代行が増加 「犯罪者のように上司に引き留められる」煩わしさを解消?
(AERA dot. - 07月30日 10:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5222017
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